8月に開催される〈SUMMER SONIC 2023〉と〈SONICMANIA〉の両方に出演することが発表されているサンダーキャット（Thundercat）が、テーム・インパラとのコラボ曲「No More Lies」を緊急配信リリース。同曲のオフィシャル・ヴィジュアライザーもYouTubeにて公開されています。

　「No More Lies」は、サンダーキャットにとってはグラミー賞受賞作『It Is What It Is』以来、3年以上ぶりの新曲。サンダーキャットことスティーヴン・ブルーナーと、テーム・インパラことケヴィン・パーカー2人の魅力はそのままに、互いを補い合うかのような完璧なコンビネーションを披露しており、両者のメロディ・センスの相性の良さも際立っています。サンダーキャットは終わりつつある恋愛について歌い、曲の最後は「僕は君に本当のことを話す、大切だから / でも、君に嘘も付く、大切だから」と赤裸々なモノローグで締めくくられます。

　サンダーキャットはこのコラボについて「テーム・インパラの最初のアルバムが出た頃から、ケヴィンとは仕事をしたいと思っていたんだ。俺たちが一緒に音楽を作れば特別なものになるとわかっていた気がする。この曲にはずっと興奮してたし、ケヴィンとはもっと多くの作品を作れることを願ってるよ」とコメントしています。

　2021年の第63回グラミー賞では『It Is What It Is』が〈最優秀プログレッシブR＆Bアルバム〉を受賞し、今年の第65回グラミー賞ではスティーブ・レイシーとともに授賞式でパフォーマンスを披露しているサンダーキャット。昨年はレッド・ホット・チリ・ペッパーズのスタジアム・ワールド・ツアーのサポートアクトに抜擢され、ベーシストのフリーはサンダーキャットを「地球上で最高のベースプレイヤー」と称賛。またゴリラズの最新アルバム『Cracker Island』にて、タイトル曲でヴォーカルとベースを務め、〈コーチェラ2023〉のゴリラズのステージに飛び入り参加して話題に。さらに2022年にスター・ウォーズ実写ドラマ『ボバ・フェット (原題：The Book of Boba Fett)』で俳優デビューを果たしたことでも注目を浴びています。