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菊地凛子主演映画『658km、陽子の旅』、本予告篇など一挙公開 音楽はジム・オルーク&石橋英子

2023/04/27 12:30掲載
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菊地凛子主演映画『658km、陽子の旅』、本予告篇など一挙公開 音楽はジム・オルーク&石橋英子
 『バベル』(06)で米アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、『TOKYO VICE』(22)などで国際的に活躍する菊地凛子と、『#マンホール』(23)で第73回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門に正式招待され国内外で注目を浴びる熊切和嘉監督がタッグを組んだ、菊地凛子にとって初の邦画単独主演映画『658km、陽子の旅』が、7月28日(金)より東京・ユーロスペース、東京・テアトル新宿他にて全国順次公開。このたび公開に先駆けて、写真家・長島有里枝の撮影による本ヴィジュアルと、本予告編とエンディング・テーマ曲、さらに場面写真が一挙公開となりました。

 本作は、父の訃報を受け東京から青森県弘前市の実家までヒッチハイクをすることになった主人公・陽子が、東京―福島―宮城―岩手―青森をたどる旅の中で出会う人々とのトラブルや温かい交流を通して、後悔を抱え孤立した心を癒していく一夜の物語。TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM (TCP)2019脚本部門の審査員特別賞を受賞した室井孝介のオリジナル脚本を原案に、熊切和嘉監督が菊地凛子を主演に迎えメガフォンをとりました。

 熊切和嘉監督と菊地凛子がタッグを組むのは、『空の穴』(01)以来22年ぶり。熊切監督はこれまで『ノン子36歳(家事手伝い)』(08)や『夏の終り』(13)で個性的なヒロインを描いてきましたが、本作でも菊地演じる、人生にもがき苦しむ“陽子”というヒロインを繊細に描き出しています。また菊地演じる陽子は引きこもりがちの生活から、久しぶりに他人と関わることで長年の自分への後悔を露わにしてゆく難役。竹原ピストルオダギリジョーをはじめとする豪華キャストに支えられ、切ないまでの生きる痛みや躊躇い、そして絞り出す勇気を熊切監督とともに渾身の演技で表現しています。就職氷河期世代の中年期、その定まらない人生というだけではない、他人との密な関係を作らず生きることができる現代、孤独と孤立に凍った心が解けていく様に、誰もが自らや知人を思い起こして心を揺さぶられるロードムービーの誕生に期待が高まります。

 また、音楽を務めるのはウィルコA ghost is born』のプロデューサーとしてグラミー賞を受賞する世界的ミュージシャンのジム・オルークとマルチな演奏家として国内外で活躍し、映画『ドライブ・マイ・カー』の音楽を手掛けた石橋英子。エンディング・テーマ「Nothing As」は、歩みを進める陽子を、石橋の優しく透き通る歌声が導く幻想的な楽曲に。楽曲の一部は公開された予告編で聴くことができます。


©2022「658km、陽子の旅」製作委員

『658km、陽子の旅』
2023年7月28日(金)東京 ユーロスペース、テアトル新宿ほか全国順次公開
culture-pub.jp/yokotabi.movie
配給・宣伝: カルチュア・パブリッシャーズ
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