ニュース

リトル・フィート、最高傑作『セイリン・シューズ』『ディキシー・チキン』がデラックス・エディションとして登場

リトル・フィート   2023/04/27 12:49掲載
はてなブックマークに追加
リトル・フィート、最高傑作『セイリン・シューズ』『ディキシー・チキン』がデラックス・エディションとして登場
 これぞカルト・バンドの真骨頂、70年代のアメリカン・ロック・シーンにおいて、サザンR&Bやブギ、カントリーなど様々なテイストを消化した豪快かつファンキーなロック・サウンドで熱狂的な信者を世界中に持つロック・バンド、リトル・フィート(Little Feat)。この度、彼らが発表した2枚の最高傑作『セイリン・シューズ』と『ディキシー・チキン』が、最新リマスター音源&多くの未発表曲を含む貴重な音源を収録したデラックス・エディションとなって登場。海外で6月23日(金)にリリースされるこの作品が、日本盤としても6月28日(水)に発売されることが決定しています。また、このデラックス・エディションより、未発表デモ音源2曲(「セイリン・シューズ(デモ)」と「ディキシー・チキン(オルタネイト・ヴァージョン)」)が先行配信されています。

 1972年に発表した『セイリン・シューズ』は、シンガー / ギタリストのローウェル・ジョージ、ドラマーのリチャード・ヘイワード、キーボードのビル・ペイン、そしてロイ・エストラーダというバンド結成時のオリジナル・メンバーの4人によって制作された、リトル・フィートの2枚目のアルバム。テッド・テンプルマンがプロデュースを務め、ジャケットのアートワークに、ほぼ全てのリトル・フィートのアルバムのアートワークを手掛けたイラストレーター、ネオン・パークを初めて起用した作品でもあります。

 『セイリン・シューズ (デラックス・エディション)』は、最新リマスターを施したオリジナル・アルバム収録曲で幕を開け、「イージー・トゥ・スリップ」やアルバム・タイトル曲「セイリン・シューズ」といったバンドを代表する楽曲を始め、1971年発表のセルフ・タイトル・デビュー・アルバムにも収録されていた「ウィリン」のアップデート・ヴァージョンが収録されています。また、このデラックス・エディションには、アルバムのレコーディングからのアウトテイクが初めて収録となり、「コールド・コールド・コールド」「アポリティカル・ブルース」「ウィリン」の別ヴァージョンも楽しむことができます。

 さらに、リトル・フィートが数々のオーディエンスを魅了してきた魔法のようなライヴ・パフォーマンスにもスポットライトを当てています。ここには、これまで世に出ることもなく未発表となっていた1971年8月28日のロサンゼルスのパラディウムで開催された公演時のライヴ・レコーディング音源が収録。このライヴ・セットは、バンドのオリジナル・ラインナップによる、現存する唯一のマルチ・トラック録音によるもの。セットリストは、『セイリン・シューズ』からの楽曲(「トライプ・フェイス・ブギー」「ティーンエイジ・ナーヴァス・ブレイクダウン」)や『リトル・フィート・ファースト』収録楽曲(「ハンバーガー・ミッドナイト」「スネークス・オン・エヴリシング」)で構成されています。また、ローリングストーン誌で主任編集者を務める著名な音楽ジャーナリスト、デヴィッド・フリックによる詳細なライナーノーツを掲載したブックレットも同梱されています。

 『ディキシー・チキン』は、1973年に発表されたバンドの3枚目の作品で、新たなバンド編成と、進化したリトル・フィート・サウンドを堪能することのできる1枚。このアルバムで、新たなメンバー、ギターのポール・バレール、パーカッショニストのサム・クレイトン、そしてエストラーダの後任として参加したベーシスト、ケニー・グラッドニーという新たな3名のメンバーを迎え、ニュー・オリンズ・スタイルのファンクへとそのサウンドを昇華させました。

 『ディキシー・チキン (デラックス・エディション)』は、「トゥー・トレインズ」「ファット・マン・イン・ザ・バスタブ」などのクラシック・ソングと、アルバム・タイトル曲「ディキシー・チキン」を始めとするオリジナル・アルバム収録曲に最新リマスターを施した音源が収録されています。さらに、本エディションには、新たなバンド編成となってパフォーマンスされた「ロール・エム・イージー」「オン・ユア・ウェイ・ダウン」「ジュリエット」の別ヴァージョンを含む、これまで未発表だったスタジオ録音音源も収録されています。さらに、未発表のライヴ音源は、1973年3月1日にボストンのポールズ・モールでの公演を録音したもの。これら音源は、『ディキシー・チキン』の収録曲(「トゥー・トレインズ」「ウォーキン・オール・ナイト」)や、初期のアルバムからの楽曲(「ウィリン」「ガット・ノー・シャドウ」)をフィーチャーしています。さらに、グレイトフル・デッドのパブリシストとして音楽キャリアを積んだ音楽ジャーナリスト、デニス・マクナリーによるライナーノーツが同梱となるのも注目です。

 リトル・フィートは、この秋〈ジ・アルバム・ツアー〉と題して、これらデラックス・エディションのリリースを祝したツアーを開催します。ツアーは、選りすぐりの会場で各アルバムを一夜ごとに完全網羅する2デイズ公演の形となります(第一夜は『セイリン・シューズ』、第二夜は『ディキシー・チキン』)。〈ジ・アルバム・ツアー〉に先行し、現在バンドは〈ブギー・ユア・スプリング・アウェイ・ツアー〉の真っただ中で、4月27日(木)のノース・カロライナでの〈マール・フェス〉への特別出演と、6月25日(日)にマサチューセッツ州で行われる〈グリーン・リバー・フェスティヴァル〉への出演を控え、アメリカ東海岸を旅しています。その後少し休暇をはさみ、バンドは7月12日(水)のアトランタから、再び〈ブギー・ユア・スプリング・アウェイ・ツアー〉の旅路に戻り、8月19日(土)のメリーランド州で開催の〈ホット・オーガスト・ミュージック・フェスティヴァル〉への出演を経て、夏のツアー日程を終了させる予定です。

拡大表示


拡大表示


拡大表示


リトル・フィート『セイリン・シューズ (デラックス・エディション)』
WarnerMusicJapan/LF_SS_dx

リトル・フィート『ディキシー・チキン (デラックス・エディション)』
WarnerMusicJapan/LF_DC_dx
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015