3月より全国アリーナ・ツアー〈ジャニーズWEST LIVE TOUR 2023 POWER〉をスタートさせた
ジャニーズWESTが、5月5日〜7日までの3日間に渡り、地元・大阪城ホールで5公演を行い、計6万人を動員しました。
今回は、グループ史上過去最高初週売上を記録したアルバム『
POWER』を携えてのツアー。表現力や想像力、結束力、パフォーマンス力と、あらゆる力に磨きを掛けたジャニーズWESTを見せるべく、
藤井流星が中心となって演出や構成を練り上げました。
[ライヴ・レポート] ライブが幕を開けると同時に、圧倒的な熱量で会場を巻き込んでいく7人。「俺たちは大阪が生んだだ情熱の塊だ〜!」という重岡大毅のことばに会場が感性で応える。そんな心揺るがす熱い歌を届けた『僕らの理由』、会場が一体となった『WEST NIGHT』や『週刊うまくいく曜日』などを次々と披露。『WEST NIGHT』は、『OSAKA METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2022』で同じステージに立った縁で、ヤバイTシャツ屋さんのこやまたくやからの楽曲提供が実現。両者の親和性を感じるロックナンバーに、客席のペンライトが大きく揺れた。
関西らしい賑やかさとは一転、等身大のクールなパフォーマンスでギャップも魅せる。今回は、『Mood』を神山智洋が振り付けを担当。メンバーが複雑に行き交うフォーメーションと、大人な色気を感じさせるダンスでファンを魅了した。
音楽面でも、さらなる挑戦と進化を感じさせる今ツアー。『アンノウン』では、中間淳太と藤井がサックスの演奏に初挑戦し、ファンを驚かせた。また、神山は自ら作詞・作曲を手掛けた『Strike a blow』でロックなエレキギターをかき鳴らし、ユニット曲『ぼくらしく』では藤井がアコースティックギター、重岡大毅がブルースハープを披露。
今ツアーの目玉の一つと言えるのが、桐山デザインのダンベル型ペンライト「ダンベル(光ります)」を使った、“POWER エキササイズ”。『Anything Goes』や『パリピポアンセム』など、お馴染みのナンバーで会場が一体となって汗を流した。
また、『しあわせの花』と『パロディ』の新曲2曲も披露。ほかにも、個性豊かなパフォーマンスで魅了したユニット曲や、会場にフェスのような空気が広がったバンドコーナーなど、さまざまな表情と表現で楽しませた。来年迎える10周年に向け、藤井は「僕らも夢叶えていくし、みんなの夢も叶えてほしい。夢がないよっていう人、ここからの一歩目を照らせるグループになっていけるよう頑張っていくので、これからもジャニーズWESTをよろしくお願いします!」と客席に語りかけた。
久々に響いた客席の歓声と、パワーアップしたジャニーズWESTとの科学反応で作り上げたパワーみなぎるライブは、アンコールまでの全31曲、一瞬たりとも熱が冷めることはなかった。5月24日まで続く本ツアーは全8会場31公演、約33万人を動員する予定だ。