4月にソロ・デビュー・シングル「The Score」を発表した
フォンテインズD.C.のフロントマン、グリアン・チャッテン(Grian Chatten)がソロ・アルバム『ケイオス・フォー・ザ・フライ』を6月30日(金)に発表します。プロデューサーはフォンテインズD.C.の作品を手がけてきたダン・キャリー。全9曲を収録するこのアルバムから、「The Score」に続く2曲目の収録曲「Fairlies」が公開されています。
Callum Scott-Dysonによるアニメーション・ビデオもあわせて公開されている新曲「Fairlies」について、チャッテンは「〈Fairlies〉猛暑の中で書いた曲だ。一部はスペインのヘレスで、一部はロサンゼルスで、フォンテインズD.C.のツアーが始まる数日前に書いたんだ。すぐに書けて、一行ごとにビールで祝杯をあげた」と語っています。
ダブリンの北のはずれで曲が浮かんだことからアルバムは生まれたとチャッテンは語ります。「夜、ストーニー・ビーチを歩いていたら、波打ち際で曲が浮かんできたんだ。僕はただそこに立って、波を見ていた。そしたら、その音を聞いた。コード進行からストリングスのアレンジに至るまで、あらゆる部分をね」。出来上がった曲は、フォンテインズD.C.のメンバーとともに、再構築することもできただろうが、チャッテンはこれを別の方法で扱うことにしました。「僕は自分でこれをを作り上げたい、と思ったんだ。バンドとしての次の方向性はわかっているけど、この曲で行きたいのはそこではない。自分の魂の誇張された部分がいくつかあって、それを表現したかったんだ。ほかのメンバーも、それぞれクリエイティヴでソングライターだ。だからこそ、彼らのところに行って、“ちがう、こうじゃなきゃダメだ”といったことはしたくなかった。そうやって、これらの曲に妥協したくなかったんだ」「このアルバムの多くは、僕とギター1本で書かれたもので、エレメントを煮詰めていくというアイディアをとても気に入っている。手のひらの上に曲があるような感覚で、自分とギターだけでコントロールができる。その結果として、強度が増すんだ」と独自の美しさを持ち、これまでになく詩的な作品へと仕上がったアルバムを語っています。