ポール・サイモン(Paul Simon)が、新作『
七つの詩篇』を6月21日(水)に発表します(輸入盤は5月19日[金]発売)。
「信仰に関する私自身との対話でもある」とサイモンがみずから語るこのアルバムは、7つの楽章からなり、そのすべてを通して一つの作品として聴かれることを意図して制作されました。プロデューサーは、ポール・サイモンとカイル・クラシャム。YouTubeにてトレイラーが公開されています。
アコースティック楽器だけを使い、サイモンの歌とギターを中心に、いくつかの楽器と
ヴォーチェス8、
エディ・ブリケルの歌が加わった『七つの詩篇』は、シンプルな構成でありながら、強く訴えかける魅力にあふれています。
旧約聖書に収められた150篇からなる「詩篇」は、ダビデ以前の紀元前11世紀からマカベア期(前1世紀)までに作られた歌を収集したもので、ユダヤ教、キリスト教に大きな影響を与えてきました。『七つの詩篇』は、神の賛美と嘆願を主とする「詩篇」を、サイモンがみずからの音楽として制作したもの。アートワークには、高名な風景画家トーマス・モランの『Two Owls / 二羽のフクロウ』の一部を拡大したものが使われています。
Photo by Mark Seliger