東京・池袋の東京芸術劇場を会場に開催される、今生まれゆく新しい音楽を誰もが気軽に楽しめるお祭り〈ボンクリ・フェス〉が、7月7日(金)と8日(土)の2日間開催されます。
作曲家、
藤倉大の呼びかけで世界中のオリジナリティあふれるユニークなアーティストが集結。7回目となる今回は、現代音楽アンサンブルの
アンサンブル・ノマド、
小濱明人(尺八)、レベッカ・ヘラー(ファゴット)、
ヤン・バング(エレクトロニクス)、
アイヴィン・オールセット(g)、アンネリ・ドレッカー(vo)、
大友良英らを迎えた、多彩なプログラムが企画されています。
7月8日に予定されているスペシャル・コンサートは、「A面」と「B面」の2公演。映像と音楽のコラボレーションをテーマにした「A面」では、「藤倉大:尺八協奏曲(アンサンブル版世界初演)」を本作品のイメージの元となった海洋写真家、ニコラ・フロックの写真を大スクリーンに映しながら上演します。フロックのモノクロ写真は、海の底には風が吹き、水面が空のように映るような美しさで、境界を曖昧にするような不思議な感覚を与えます。
また、さまざまなジャンルの音楽を“いいとこどり”する「B面」では、ミニマル音楽の巨匠
スティーヴ・ライヒがファゴット奏者レベッカ・ヘラーのために作曲した新作「グランド・ストリート・カウンターポイント」を世界初演。さらに、テレビのリモコンと電磁コイルを使ったキテレツ?! な作品や、大友良英の新作、ノルウェーの革新的なエレクトロニクス・アーティスト、ヤン・バングらによる即興演奏など、ここでしか聴けないバラエティに富んだ内容をお届けします。
そのほか、ワークショップ・コンサートや、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2016」で発表されたインスタレーション作品「PLANKTON - 漂流する生命の起源」のために
坂本龍一が作曲した音楽を楽しめる無料プログラムの「PLANKTONの部屋」などもあり。詳細はイベントのオフィシャル・サイトをご覧ください。