さだまさしが6月14日(水)に発売する、デビュー50周年記念オリジナル・アルバム『
なつかしい未来』が無事完成を迎え、アルバム収録楽曲等の詳細を発表しています。
44作目のオリジナル・アルバムとなる今作は、初回限定盤(CD + DVD)・通常盤(CD)の2形態でのリリースとなり、1曲目を飾る“序曲「未来へ」〜さだまさしに捧ぐ〜”はさだの盟友で今作でも編曲で関わっている作曲家・編曲家・指揮者・音楽プロデューサーの
渡辺俊幸が作曲し、ピアニストとして
清塚信也がゲスト参加した豪華オープニング曲。ほか、壮大なる表題曲「なつかしい未来」をはじめ、「はてしない恋の歌」「夢の街」「ドレスコード」「中秋無月」など、全11曲にわたってデビュー50年のキャリアを迎えたさだによる“さだ節全開”の作品となっていますが、7曲目に収録されている「マイアミの歓喜もしくは開運〜侍ジャパンと栗山監督に捧ぐ〜」には、当の
栗山英樹がコーラス&台詞で急遽友情参加したことが同時に公開されています。
さだまさしと栗山監督の出逢いは今からおよそ37年前。出会った当時はもちろん選手として活躍していた栗山が、1990年のシーズンをもって現役を引退し野球解説者としての道を進む中、さだが作詞作曲を担当した「
好敵手 / それぞれの旅」で92年7月にレコード・デビューし話題に。そんな長く太きににわたる交友関係で結ばれた2人は今年のWorld Baseball Classic強化試合が行われた宮崎で食事を共にし、「本番で優勝したら金メダルを持って“生さだ(さだのレギュラー番組『今夜も生でさだまさし』)”に遊びに来てよ!」とのさだの誘いに「ぜひ金メダル見せに行きますね!負けたら国民に謝りに行きますよ!」とやり取りがあったとのこと。WBCで見事優勝した侍ジャパンが3月24日に帰国すると、2日後の26日深夜に放送された同番組『今夜も生でさだまさしSPECIAL』に約束通り栗山監督が金メダルを持って生ゲスト出演し、予定の時間を大幅に超過した“さだまさし×栗山監督”のクロストークが深夜にも関わらず大いに話題に。その際、WBC優勝に感動して“この感動を歌に閉じ込めたい”とさだが制作中だった、ニュー・アルバム収録新曲「マイアミの歓喜もしくは開運」に“ゲストで参加してよ”との言葉に“呼んでもらえれば、ぜひ(レコーディング現場に)遊びに行きますよ”と交わした何気ないやり取りが現実となりました。
同楽曲のレコーディングはゴールデンウィークの最中に行われ、サンバ調の同楽曲に栗山監督はコーラスとして参加。コーラス入れをする前に楽曲を一聴した栗山監督が、WBCでの想いを重ねて“思い出しますね〜”としみじみと語る一幕も。自身が音楽デビューして以来となる約30年ぶりのレコーディングは、楽曲後半に迎えるコーラス・パートにのみ友情参加ということもあり順調に終了。その様子を収録した「マイアミの歓喜もしくは開運〜侍ジャパンと栗山監督に捧ぐ〜 ドキュメンタリームービー」が、5月26日(金)にさだまさしオフィシャルYouTubeチャンネルで公開されています。
なお、今回のニュー・アルバムの初回限定盤DVDには、2022年11月3日に行われた〈GRAPE 50年坂 一夜限りのグレープ復活コンサート〉から、「GRAPE 50年坂 一夜限りのグレープ復活コンサートat神田共立講堂 〜トークを中心にお届けするたっぷりダイジェスト〜」が、また、漫画家・イラストレーターとして各方面で活躍する“なかはらかぜ”により制作された人気楽曲「主人公」アニメーション・ムービーや、数々の受賞歴をもつアニメーション作家・今津良樹制作の「ペンギン皆きょうだい2020(short edit version)」「孤悲(アルバム・トレーラー)」両アニメーション・ムービーも収録されています。
■2023年6月14日(水)発売
さだまさし
『なつかしい未来』
初回限定盤 CD + DVD VIZL-2187 5,500円(税込)
通常盤 CD VICL-65819 3,850円(税込)