2022年6月に開催されたヴァン・クライバーン国際コンクールにおいて、史上最年少で優勝を飾った
イム・ユンチャン。彼がコンクールのセミ・ファイナルで披露し、話題となった演奏を収録する『ライヴ・フロム・クライバーン リスト:超絶技巧練習曲集』が7月14日(金)に発売されます。
インターネットでライヴ配信されるなか、イギリスの『グラモフォン』誌が「世界中のネット上のピアノ・ファンの間でバズった」と書いたセミ・ファイナルの演奏は、聴衆の拍手に迎えられたイムが拍手がやまないうちに演奏をスタート。難曲の連続ながら解釈も音も輝きを保ったまま硬直することがなく、緩急や明暗は自在に推移し、全12曲を通しての巧みな設計のもとに演奏を楽しんでいるかのようなものでした。
ユンチャンは優勝のほか新作課題曲の最優秀演奏賞と聴衆賞も獲得。審査委員長の
マリン・オルソップから「深い音楽性と並外れたテクニックが有機的に結びついた稀有なアーティスト」と称賛されました。