東京二期会は、2022年2月に予定しながらコロナ禍の影響を受けて中止となった、
ペーター・コンヴィチュニー演出
リヒャルト・シュトラウス作曲のオペラ『影のない女』のワールドプレミエを2024年10月24日(木)〜27日(日)に開催します。この公演の開催に向けたクラウドファンディングが6月1日にスタート。目標金額は600万円。支援金は会場費、海外からのスタッフや出演者の渡航費 / 宿泊費、舞台費、人件費などに使われます。
ドイツの世界的演出家であるコンヴィチュニーは、2005年の『皇帝ティトの慈悲』ではじめて東京二期会の作品を手がけ、その後も『エフゲニー・オネーギン』(2008年)、『サロメ』(2011年)、『マクベス』(2013年)、『魔弾の射手』(2018年)を演出。高い評価を得てきました。『影のない女』はコンヴィチュニーにとっても初演出となる作品で世界的にも注目度が高く、東京でのワールドプレミエの後、本場ドイツ・ボン歌劇場で上演される予定です。
身分の異なる2組の夫婦が、試練を乗り越えてゆくというストーリーの『影のない女』は、リヒャルト・シュトラウスの代表作のひとつとして知られる大作で、台本はフーゴ・フォン・ホーフマンスタール。大規模なオーケストラ、合唱を含めて、出演者が多く、そして、場面転換も豊富で、数多あるオペラの中でも有数の壮大さを誇る作品です。初演は1919年10月10日。ウィーン国立歌劇場で、
フランツ・シャルクの指揮により上演されました。