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ヴィジュアル系新レーベル「TIMEZONE RECORDS」発足 第1弾としてRAZORがシングルをリリース

RAZOR(VISUAL ROCK)   2023/06/26 18:00掲載
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ヴィジュアル系新レーベル「TIMEZONE RECORDS」発足 第1弾としてRAZORがシングルをリリース
 ヴィジュアル系シーンへ革新をもたらすと同時に、ヴィジュアル系を愛するバンドとファンにとっても新奇的な朗報が届きました。

 2023年6月、“原点回帰”を提示した新レーベル「TIMEZONE RECORDS」が発足。それはヴィジュアル系シーンに多くの実力派バンドを輩出し、長きに渡りその名を馳せている音楽事務所・タイムリーレコードと、多くのヴィジュアル系バンドの流通を担っている老舗のレコード会社・ダイキサウンドという最強タッグから生まれた新レーベルです。発足の目的としてはシーンを盛り上げるためだけではなく、「TIMEZONE RECORDS」は所属をしなくても参加OKという新たなレーベルの形を提示することになります。

 昨今のヴィジュアル系シーンは、盛り上がりに欠けている現状があります。リーダーシップを取って先頭を走るバンドも少なく、新人バンドが生まれにくいことに加え、キャリアを積んだバンドが活休・解散、メンバー脱退という悲しいニュースが立て続けに発表され、ヴィジュアル系CD専門店の閉店や専門誌も廃刊・休刊が相次ぎました。そういった状況の中、事務所やレコード会社を軽んじているバンドも増え始め、セルフプロデュースの利点ばかりに目を向けた活動をするバンドが増えた結果、宣伝やCDの流通がなされてない現状では、素晴らしいヴィジュアル系の音楽が世の中に広がってはいきません。そこで、「このレーベルだったら所属したい」「この事務所だったらなにかやってくれそうだ」と、バンドが“目指すもの”としての存在を作るべきだとタイムリーレコードとダイキサウンドが構想5年に渡り、レーベル発足に至ったとのこと。提示している“原点回帰”には、ヴィジュアル系独自の世界を大切にし、本来の形を求め、明るい話題をどんどん発信していこうという理念が込められています。

 レーベルの活動内容としてはCDリリース・流通、インストア・イベント、ライヴ・イベントの実施はもちろんのこと、レーベルに賛同するバンドであればどんなヴィジュアル系バンドでも参加OKで、“所属をしなくとも良い”という新たなスタイルを築きます。時代に合わせて目を向けるべきところを見落とさずにオープンな姿勢を提示。

 CDが売れないのではなく、売る。ライヴに客が入らないのではなく、入れる。そのために、テレビ、ラジオ、有線、カラオケ等の根本的な媒体に全て対応し、プロモーションに力を入れていきます。デザイン料やプレス枚数、印税計算を踏まえたCDリリースやライヴに関する責任はレーベルが担い、バンドはいい曲を作っていいライヴをするという本来の音楽活動に専念して欲しいという熱い思いが詰まっています。

 また、ライヴ・イベントも積極的に展開していく予定。大きな会場でのイベントや年に3本のレーベル・ツアー等、ファンがライヴを通してバンドに会いに行ける機会や場所を全国に用意しているとのことです。

 「TIMEZONE RECORDS」からのリリースも続々と決定しており、第1弾アーティストは孤高の楽曲とライヴを展開しているRAZORが先陣を切り、6月27日(火)にシングル「SAMURAIソードMAN」をリリース。こちらは、日本テレビ系全国32局ネット『バズリズム』への出演とエンディング・テーマ曲のタイアップが決定しており、早速強いメディア展開のアプローチを見せることからも、今後への期待が募ります。その後も、8月には第2弾アーティストとして、オリジナリティを追求したヴィジュアル系スピリッツと楽曲・ライヴで勝負しているVIRGE、9月には第3弾アーティストとして、大阪を拠点にしながら実力とセンスのある楽曲を魅力とするRides In ReVellionが決定しています。さらに、11月14日(火)には神奈川・KT Zepp Yokohamaにてレーベル発足記念イベントを大々的に開催し、翌年1月29日(月)にも同会場にてレーベル主催の公演が決まっているとのこと。

 現代のシーンの衰退を打破するべく立ち上がった「TIMEZONE RECORDS」。来る者は拒まず、ヴィジュアル系バンドが音楽に打ち込めるシンプルなスキームを実行できることをモットーに動き出します。この革新的な出来事が、これからヴィジュアル系シーンに明るいニュースを大いにもたらすことになることは必至です。

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