2005/12/21掲載(Last Update:08/03/31 17:40)
じゅうたん爆撃のようにファンの財布を直撃する怒涛の50歳バースデイお祝いシリーズ音源も大好評のNY(もしくは高円寺)の鬼才
ジョン・ゾーン。彼が提唱した即興音楽の“サバイバル・ゲーム”John Zorn's Cobra(ジョン・ゾーンズ・コブラ)の東京作戦が、2006年1月15日、渋谷ラ・ママにて再開されることがその中心人物であり、プロンプターを長らく務めてきた
巻上公一氏のサイトで公表されました。
「コブラ」は84年にジョン・ゾーンが“作曲”した即興演奏のシステムで、“部隊”と称される、およそ10名の演奏者たちが指揮者役(プロンプター)を囲み、プロンプターが差し出すカードとそれに対応したボディ・ランゲージによって意思疎通をはかり、即興演奏が行なわれます。途中“ゲリラ”としてプロンプターに逆らう演奏者も登場し、ゲームに負けると制裁を受けるなどサバイバル・ゲームらしい物騒なルールもありますが、まさに百聞は一見にしかず!
93年から始まった“東京作戦”では
菊地成孔、
大友良英、
吉田達也(
Ruins)といったジョン・ゾーンゆかりのジャズやアヴァンギャルド・シーンのアーティストのみならず、
木幡東介(
マリア観音)、
遠藤賢司、東京ファスト・コア界の大番長SLIGHT SLAPPERS、梶原徹也(元
ブルーハーツ)、
ECDなどの意外なアーティストも多数参加し、しのぎを削りあってきました。今回の「新春部隊」はCM音楽でも話題の
HARCOや
バッファロー・ドーターの大野由美子、
ナスノミツル(アルタード・ステイツ)、マルチ・ヴォイス・パフォーマーのさかいれいしうなどが参加。まさにエッジで濃厚なライヴが約束されているといっても良いメンバーです。未経験の方、まずは名刺代わりに
『ジョン・ゾーンズ・コブラ 東京作戦 吉凶部隊』や
『COBRA』の音源をお試しあれ!
“John Zorn's cobra 東京作戦 新春部隊”
【日程】
2006年1月15日(日) 午後6時30分開場 午後7時開演
【会場】渋谷la mama(お問合せ 03-3464-0801)
【チケット】
前売り:2500円+ドリンク600円 当日:2800円+ドリンク600円
【出演】
青木慶則(HARCO) ピアノ他
植村昌弘 ドラムス
大熊ワタル クラリネット
大野由美子 エレクトロニクス
さかいれいしう ヴォーカル
四家卯大 チェロ
関島岳郎 チューバ
中村仁美 篳篥
ナスノミツル ベース
長須 与佳 琵琶
横川タダヒコ ギター、ヴァイオリン
プロンプター 巻上公一(オーガナイザー、プロデューサー)
作曲 ジョン・ゾーン
※ジョン・ゾーンの出演は予定されていません。