岩井俊二監督が人気絶頂のタイミングで解散した“楽器を持たないパンクバンド”BiSHとして活躍しながらも、ソロとしても活動の場を広げる異色のアーティスト、アイナ・ジ・エンドを主演に抜擢したことが大きな話題となり、松村北斗、黒木華、広瀬すずといった豪華キャストがメインとなり出演することでも注目を集めた最新作の映画『キリエのうた』が10月13日（金）より全国公開。

　この『キリエのうた』の公開を記念し、現在、YouTubeチャンネル・岩井俊二映画祭では、不定期で岩井俊二監督の過去作品を配信しています。4月には『四月物語』（1998）が、5月には『花とアリス』（2004）が配信され、約1週間で『四月物語』は47万回、『花とアリス』は22万回再生を記録しました。

　そして、この度、7月13日（木）から『キリエのうた』公開前日の10月12日（木）までの3ヵ月間連続で、岩井俊二関連作品・全10作品の限定配信が決定しました。配信作品は、『キリエのうた』にも出演している黒木華主演の『リップヴァンウィンクルの花嫁』（2016）、ここでしか観ることのできない『花とアリス ショートフィルム版』（2003）、監督初のハリウッド長編、蒼井優出演の『ヴァンパイア』（2011）などの監督作品から、テレビ東京・ドラマ24で放送された『なぞの転校生』（2014）、熊澤尚人監督作『虹の女神』（2006）、北川悦吏子初監督作『ハルフウェイ』（2009）などのプロデュース作品までを網羅。そして、『キリエのうた』公開直前には、小林武史による楽曲も印象的な『リリイ・シュシュのすべて』（2001）を配信という豪華ラインナップになっています。

［コメント］
「キリエのうた」の情報解禁の際に「四月物語」を配信したところ、これまで観たことがある人から、初めて作品に触れる人まで、たくさんの反響をい
ただきました。本当にありがたいことです。
そして、今回は、「キリエのうた」が公開するまでの3ヵ月間連続で10作品を配信することになりました。YouTubeでこんなに一気に自分の作品を配信するのは初めての試みですが、少しでも新作の追い風になればなあという想いで思い切ってやってみることにしました。
新作「キリエのうた」公開までの3ヵ月間、『岩井俊二映画祭』を楽しんでいただけたら幸いです。
――岩井俊二監督

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