ブラジル・リオデジャネイロ出身で半世紀以上にわたって活躍するシンガー・ソングライター、イヴァン・リンス（Ivan Lins）が、約10年ぶりのニュー・アルバム『My Heart Speaks』を9月中旬に発表します。ダイアン・リーヴス、ランディ・ブレッカー、ジェーン・モンハイト、タワンダをゲストに迎え制作。ダイアン・リーヴスをフィーチャーした収録曲「The Heart Speaks（Antes E Depois）」が公開されています。

　ジョージアの首都トビリシの91人編成の交響楽団をはじめ、バンド・メンバーとして、ジョシュ・ネルソン（p）、レオ・アムエド（g）、カルリトス・デル・プエルト（b）、マウリシオ・ゾッタレッリ（ds）がレコーディングに参加。ロサンゼルスを拠点に作曲家・編曲家として活躍するクノ・シュミッドがオーケストラの編曲を担当しました。

　浜辺に現れ、男を夢中にさせる夢のような女神を歌った豪華なバラード「Renata Maria」は、同胞である伝説的なソングライター、シコ・ブアルキとのコラボレーション。公開中の「The Heart Speaks」は、リンスがトランペッターのテレンス・ブランチャードとともに録音した1996年のアルバム『The Heart Speaks』にインストゥルメンタルで収録した楽曲。リンスの名曲「Anjo de Mim」の英語ヴァージョンである「I'm Not Alone」は新人シンガーのタワンダが歌っており、この曲の作詞者であるウィル・ジェニングスは、「Up Where We Belong」（『愛と青春の旅だち』）と「My Heart Will Go On」（『タイタニック』）で、アカデミー歌曲賞受賞曲を受賞しています。