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OverToneが全国ツアー完遂、みんなまとめて幸せに 次回ツアー決定と各会場限定の新曲CD発売も発表

OverTone   2023/07/31 13:23掲載
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OverToneが全国ツアー完遂、みんなまとめて幸せに 次回ツアー決定と各会場限定の新曲CD発売も発表
 「これがOverToneだ」という力強いタイトルが、伸び盛りのグループの大きな自信と野心をまっすぐに示しています。メジャー1stフル・アルバム『OverTone』リリースを記念したOverToneの〈OverTone Live TOUR 2023「This is OverTone」〉が、7月30日(日)、全国7ヵ所を巡ってファイナルの地、東京へ到着しました。

 渋谷WWWを埋めた大勢のオバハン(ファンの呼称)たち、そして噂を聞きつけて初めて観に来た新しいファンたち。みんなまとめて幸せにする、今日はきっと忘れられないライヴになりました。

[ライヴ・レポート]
 「ツアーファイナル、盛り上がる準備はできてますか。ついて来いシブヤ!」(アマノ)

 1曲目「君はイタい」の豪快なイントロに乗せてアマノが叫ぶ。言われる前から準備万端のファンは満面の笑顔、手拍子、手振り、ペンライトでそれに応える。やる気満々のメンバーは1曲目からお立ち台に駆け上がって煽りまくり、「ハイウェイミュージック」「モンスター」では早くもタオル回し2連発でぐいぐい盛り上げる。アルバム『OverTone』の楽曲はライブを意識したアッパーチューンが多いが、いきなり効果はバツグンだ。

 八上のリードで始まった「夏ミカン」は、テンポを落としてスウィート&メロディアスに。八上が最前列のファンの手を取って歌うと、アマノも負けじと目の前のファンに熱視線でアピール。“ごめんなさ〜い”“メロメロ〜”と、掛け声を入れるファンの歌詞把握度も完璧だ。ライブはファンと共に作るもの、OverToneのライブはその見本のようなグッドヴァイブスがあふれてる。

 「今日はこの4人、会場にいる最高のみんなと最後まで楽しんでいきたいんですけど、行けますか!」(八上和希)

 4人揃って軽快なステップを踏みながらの「Journey」、スウィートなラブソングの歌詞に合わせてGUCCHIと八上のキス未遂事件が勃発した「しあわせのうた」。OverToneはアゲアゲの曲も得意だが、ユーモアにあふれた心地よいハッピーグルーヴも得意技だ。ファン参加型のコール&レスポンスもたっぷりある。ここにいる誰一人置いて行かない、幸せ吸引力がハンパない。

 ここから2曲は新しい試み、スタンドマイクを使ってのパフォーマンス。NOWAR The 匠(以下、匠)が先陣を切る「低空飛行」はお洒落でファンキーなヒップホップ / R&Bのスタイルで、アマノの艶やかなファルセットボイスがばっちりハマる。「笑うピエロ」はアルバム『OverTone』の中で最も大人びた色気と切なさを感じるバラードだが、ライブでの迫力は音源をはるかに超えてきた。親密な声で語り掛けるGUCCHI、まっすぐ素直に感情を届ける匠、完璧な音程でスキルフルに熱唱する八上、そしてアマノの心揺さぶるファルセット。OverToneが優れたソロボーカリストの集合体であることを、まざまざと見せつけるこれぞ名曲、名場面。

 ライブ中盤のお楽しみは、ツアー各地で披露してきた「ご当地ソング」のアカペラだ。今日は東京・八王子出身のFUNKY MONKEY BΛBY’Sが歌った「告白」を、胸に沁み入る美しいハーモニーでしっとりと。熱くなりすぎたライブを一旦リセットすると、再びギアを上げて後半戦へ。アルバム『OverTone』の中でも、ファンキー&ロッキンなノリの良さで目立っていた「マジョリティズム」「マジ静粛に」の二連発は、ライブでの迫力がハンパない。そして「One less」は、新しくレゲトン風の踊れるリズムにチューンナップされたリミックスバージョン。ライブならではの骨太なリズムと美しいハーモニー、仕上がりは上々だ。

 「決断することの大切さ、それに対する覚悟の大切さを歌った曲です」(GUCCHI)

 GUCCHIの言葉に導かれ、深いメッセージ性をたたえた「Yesterday」から「陽炎」へ。『OverTone』の中でも屈指のエモーショナル&メロディアスなミドルバラード2曲の奥深さ、夕焼けのように美しいオレンジ色の照明の美しさ。そして「楽しい時だけじゃなく、苦しい時にもそばにいる音楽を、これからも一生懸命届けていきます」という八上の言葉と共に歌われた「M7」は、明るいアップテンポの中に限りない優しさと力強さを込めて。ファンが歌う恒例のコーラスパートが、いつも以上に深く強く響く。OverToneの歌を自分の歌として、歌詞を覚えている人がこんなにいる。泣いている人もいる。残すはあと1曲。

「OverTone、ゲットだぜ!」(NOWAR The 匠)

 しかしOverToneのライブのフィナーレに涙は似合わない。「次の曲で最後です」「え〜」からの決めセリフ大喜利大会で、匠の答えに全員がツッコミを入れる。ファンは爆笑。どんなに感動させても最後はきっとハッピーエンド、その役割を引き受けるラストチューンは、ただ平和に続いてゆくラブストーリーの尊さを歌う「幸福度指数」だ。笑っていたい隣で一生、辛い日もずっと一緒。メンバーとファンが全員で赤いペンライトを振る。ロッキンチェアに揺られるような心地よいリズムに乗って、温かい感情が会場を満たす。

 アンコールはとことん明るく楽しく、「Have a nice day!!!」「Encore」で明日に余力を残さない全力疾走。そして嬉しい重大発表。次のツアー決定の知らせに、盛大な拍手が沸き起こった。12月10日に名古屋、16日に東京、来年1月14日に大阪の3公演と、各会場限定の新曲のCD発売も決定した。

 「全カ所ソールドアウトを目指して頑張ります!」と、八上の力強い言葉を会場いっぱいの大声援が後押しする。

 「最後の曲は、みなさんのところへ行って歌ってもいいですか?」(アマノ)

 これが本当のラスト。4人が客席に飛び込んで歌う「僕らの街」は、OverToneとファンとを繋ぐ絆のアンセムだ。メンバーとファンが同じ場所に並んで一緒に歌う、OverToneのライブはファンの帰る場所であり、メンバーの帰る場所でもある。最後の挨拶、マイクなしで八上が伝えた「これからも応援してほしい、じゃなくて、俺らも応援したい。応援しあいたいです」というセリフが、OverToneというグループの本質をズバリと表している。

 「これがOverToneだ」という強い決意を掲げ、全国7カ所を駆け抜けたツアーは終わった。それぞれのボーカリストとしての成長だけでなく、煽り役を引き受けたアマノとNOWAR The匠、歌に全力を注ぐ八上和希とGUCCHI、新しい4人のバランスもしっかりとハマった。メジャーデビュー2年目、OverToneの成長期はまだまだ続く。より大きな舞台で輝く日を目指して、楽しみは未来へと続いてゆく。

 なお当日のセットリストはプレイリストで各音楽配信サービスにて公開中。


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OverTone Live TOUR 2023 「This is OverTone」
2023年7月30日(日)
東京 渋谷WWW

[SET LIST]
00. SE_NEW
01. 君はイタい
02. ハイウェイミュージック
03. モンスター
04. 夏ミカン
05. Journey
06. しあわせのうた
07. 低空飛行
08. 笑うピエロ
09. マジョリティズム
10. マジ静粛に
11. One less-Remix-
12. Yesterday
13. 陽炎
14. M7
15. 幸福度指数
- Encore –
16. Have a nice day!!!
17. Encore
18. 僕らの街
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