シカゴのロック・バンド、
ウィルコ(Wilco)が13枚目のスタジオ・アルバム『カズン』を9月29日(金)に発表します。ウェールズのシンガー・ソングライター、
ケイト・ル・ボンがプロデュース。ジャケットには南青山の花屋「ジャルダン・デ・フルール」の東信がフラワー・アートを手がけ、椎木俊介が撮影した写真が使われています。全10曲を収録するアルバムから「エヴィクテッド」が公開されています。
昨年の2枚組アルバム『Cruel Country』でルーツのひとつであるカントリー・ミュージックに接近したウィルコですが、新作ではプログレッシヴで実験的なロックに戻っています。2019年から2023年まで、シカゴの彼らの拠点であるスタジオ「The Loft」で制作され、プロデューサーのル・ボンはバンドのサウンドにユニークな音楽的視点をもたらし、音楽の限界を押し広げる刺激となりました。ル・ボンは「ウィルコのすごいところは、彼らが何にでもなれること。彼らはとても変幻自在で、どんなジャンルであれ、どんな感触のレコードであれ、彼らのやることすべてに流れる信頼性の糸がある。成功したキャリアの中で、これほど深く物事を変化させることができるバンドはそう多くない」と語っています。