アフリカン・ヘッド・チャージとの来日公演〈ADRIAN SHERWOOD presents DUB SESSIONS 2023〉を9月に開催するエイドリアン・シャーウッド(Adrian Sherwood)が、初の空間オーディオ作品「ON-U IN SPACE」を8月2日に発表しました。この楽曲は空間オーディオ技術を念頭に置きながら制作された初の作品で、近年続いているシャーウッドの3Dダブ実験の一部です。
「ON-U IN SPACE」は包み込まれるような活気に満ちた8分間のトラック。シャーウッドのトレードマークでもある“slash-and-crash”スタイルを凝縮させたミニ・ミックスであり、伝説的アーティスト、
リー・スクラッチ・ペリーによる未発表のヴォーカル音源や、長年コラボレーションを続けてきた
ダグ・ウィンビッシュと
LSK、そして「On-U Sound」から新作をリリースしたばかりのアフリカン・ヘッド・チャージや、10月に新作が控える
クリエイション・レベルのハイライトがフィーチャーされています。Dolby Atmosによるミックスとマスタリングで、ダブワイズされた低音のリディム、ウィンビッシュのヘヴィなエレクトリック・ベース、ボンジョ・アイヤビンギ・ノアのパーカッションなど、音のスペクトラムが最大限に体感できる作品に。またシャーウッドは、来日直前の9月7日(木)に開催されるロンドン公演では没入型ライヴ・ダブ体験を初披露する予定です。
シャーウッドはこの空間オーシオ作品について「この曲は新しいAtmosミックスを少し味わってもらえるもので、親愛なる共謀者たちの未発表サンプルも使ってる。ステレオでももちろん楽しめるけど、フルで音の攻撃を浴びたい人は対応機器で聴くか、9月の公演に遊びに来てほしい」と語っています。