2019年、
魔夜峰央(まやみねお)の原作『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』(宝島社 / 累計発行部数72万部)を
二階堂ふみ・
GACKTという強烈な個性を放つ主演2人により実写化し、興行収入37.6億円を叩き出した映画『
翔んで埼玉』の続編となる『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』が、今秋11月23日(木・祝)より全国ロードショー。先日、続編のタイトルと特報映像が公開となった際には、まさかの「琵琶湖の水」がTwitterトレンド1位を獲得。東西ディスり対決のゆくえに日本中の注目が集まりました。そんな中、11月23日の公開に向け、異例の6週連続で新情報が公開されていくことに。本作の情報で日本全土を埋め尽くす、まさに“日本埼玉化計画”ともいえる企画が始動しました。
『キングダム 運命の炎』での熱演、そして昨年2022年からのフランスでの生活も大きな話題となっている
杏(東京出身・フランス在住)が、「翔んで埼玉」ワールドにまさかの参戦。『
デート〜恋とはどんなものかしら〜』以来、2回目8年ぶりの
武内英樹監督とのタッグとなります。演じたのは滋賀の貴公子・桔梗魁(ききょうかい)。関東だけではなく、関西圏でも存在する通行手形制度。桔梗はその制度を撤廃するため活動する滋賀解放戦線のリーダーで、その儚くも美しい容姿や立ち居振る舞いから“滋賀のオスカル”と呼ばれています。今作で、杏は初めて男役に挑戦。「宿命を背負う“滋賀のオスカル”として、私は東京出身ではありますが、心は琵琶湖にささげるつもりで演じました。滋賀県の皆様、寛大な心で是非、よろしくお願いします!」(コメント一部抜粋)とコメント。
また、
片岡愛之助の参加も決定。歌舞伎、舞台、映画、ドラマなど幅広い分野で活躍する片岡愛之助(大阪府堺市出身)。そんな片岡が演じるのは、冷酷無慈悲な大阪府知事・嘉祥寺晃(かしょうじあきら)。嘉祥寺は、通行手形制度と謎の施設・甲子園を用いて関西圏を牛耳り、日本全土の大阪化を狙っています。そのド派手な衣裳や不遜な言動、大阪・京都・神戸以外の関西圏の県人たちをぞんざいに扱う姿は、まさに関西のラスボス。片岡は「台本を読んだときは嘉祥寺の不遜な発言にドキドキしていたんですが、いざ衣裳に袖を通し、テストをしてみるとなかなかに濃いキャラクターが出来上がったような気がしております。滋賀・和歌山・奈良の皆さまを盛大にディスらせていただきました」(コメント一部抜粋)と十分な意気込みを語りました。
そしてこの度、麗、百美、桔梗、嘉祥寺4人のキャラクター映像も公開。映像では「埼玉に海を作る!」と意気込む麗たちと、関西での新たな出会いを紹介。〈儚くも美しい滋賀の貴公子〉というテロップが映し出され、紫色の髪の毛に気品あふれる出で立ちの桔梗が、「滋賀のオスカルと呼ぶものもいる」と、どこか儚げにつぶやいたかと思うと、次の場面では麗と顔を寄せ合い「我々を邪魔するものは誰もいない」と、ただならぬ雰囲気を醸し出しています。桔梗は麗と百美たちの味方なのか、それとも敵なのか――。「琵琶湖の水を止める」宣言をした麗とどんな絡みを見せるのか、期待が高まります。
続いて〈冷酷無慈悲な大阪府知事〉のテロップが映し出されると、ド派手なメイクに奇抜な衣裳を身にまとった嘉祥寺が「産地偽装やな。甲子園に放り込んどけ!」と怒号を飛ばし、高笑いする姿が。“甲子園行き”となってしまった人たちは一体どうなってしまうのか……“日本全土を大阪化”しようとする嘉祥寺の恐ろしさがうかがえます。
そんな新キャラクターたちと火花を散らす麗と百美は、埼玉に海を作るため関西の地へと突き進みます。ですが、そこでは、麗がたこ焼きを無理やり食べさせられ、生徒会室でたこ焼きをむさぼる百美の姿が!? 彼らが関西でどのような戦いを繰り広げ、どんな展開が待ち受けるのか期待が高まります。
さらに、キャラクター・ポスターも公開。“天下分け目の東西ディスり対決”の中心人物である、麗、百美、桔梗、嘉祥寺の闘志あふれる眼差しからも、前作を上回るディスり合いが繰り広げられることが感じられるヴィジュアルとなっています。滋賀と大阪から強烈なキャラクターが参戦することとなり、東西対決は混沌すること間違いなしです。
[コメント]大ヒット作品続編への出演、しかも武内監督と再びご一緒できてとても嬉しいです。宿命を背負う“滋賀のオスカル”として、私は東京出身ではありますが、心は琵琶湖にささげるつもりで演じました。滋賀県の皆様、寛大な心で是非、よろしくお願いします!
演じた桔梗魁は初めての男性役。耽美な雰囲気や麗との怪しげな距離感などは演じていてとても楽しかったです。
『翔んで埼玉』と言えば独特な世界観。大阪の街並みのセットやGACKTさんと愛之助さんが並んだところは画力が強すぎて、一気に作品の中に引き込まれていきました。こんなに豪華なのに、起きていることはかなりバカバカしい。現場では何度も「これは何なんだ!」「どうかしている(褒め言葉)」と繰り返しながら撮影していました。今回は関西が中心に描かれていますが、もちろん麗と百美の関東も登場します。これは日本中を揺るがす問題作になるのではないでしょうか。ぜひお楽しみいただきたいです。――杏生粋の大阪人なので、“大阪府知事”の役をいただいて大変恐縮でございます。本来は府民をより良い方向へと率いていく大阪府知事のはずなんですけど、嘉祥寺はガラの方があまりよろしくなくて(笑)。台本を読んだときは嘉祥寺の不遜な発言にドキドキしていたんですが、いざ衣裳に袖を通し、テストをしてみるとなかなかに濃いキャラクターが出来上がったような気がしております。滋賀・和歌山・奈良の皆さまを盛大にディスらせていただきました。
撮影中は毎日がお祭りのようで、カットがかかると武内監督の笑い声が聞こえてくる素敵な現場でした。僕自身の大阪愛を精一杯込めて、全世界を大阪にしてやるんだ!と熱い思いで演じました。役者人生の中で3本の指に入る名作になったと思います。迷作ではなく、≪名作≫です。ぜひ期待いっぱいで公開をお待ちいただきたいです。――片岡愛之助©2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会