マルコス・フェルナンデス 2023/08/16掲載(Last Update:23/08/17 11:04)
米イリノイ州・シカゴ生まれの詩人、ロジャー・アプロン(Roger Aplon)と横浜で生まれ、カリフォルニアで30年以上にわたりパフォーマー、プロデューサー、キュレイターとして活動してきたミュージシャン、
マルコス・フェルナンデス(Marcos Fernandes)によるコラボ・アルバム『
Of What I’ve Seen』が、エクスペリメンタル、インプロヴィゼーション及びグローバルなサウンドをリリースするレーベル「アクリーションズ」より9月1日(金)にリリースされます。
本アルバムは、アプロンの13の詩にフェルナンデスが音楽を合わせたもの。彼らの数十年にわたるパートナーシップの集大成にして、クリエイティヴな相互作用による新たなアプローチであり、その即時性と無数のムードはリスナーを引き込みます。異なる土地に住んでいるにもかかわらず、2人は一貫した物語と彼らの時代の記録を刻んでおり、魅力的でパワフルなコラボ作となっています。
広く出版されているアプロンの詩は、幅広い歴史的視点と痛切な社会批評、生れ育ったアメリカ、そして彼が今も格闘し続けているその文化によって形付けされています。同じく広い分野で活動しているフェルナンデスは、多元的な作曲スタイルにより、それらの詩の構造に自発的なサウンドトラックを付与。加えて、Burnett Anderson(tp)、新井陽子(p)、
Hans Fjellestad(moog)、
Eric Glick Rieman(prepared Rhodes)、Jan Mah(g)、
Jason Robinson(sax)、
沢田穣治(b)らゲストプレイヤーが彼のパレットを拡張し、リズミックなグルーヴから即興、アンビエントなサウンドスケープまで、多様な背景を呼び起こすサウンドを創出しています。
2人は20年前にサンディエゴで出会い、アプロンは“Trummerflora音楽集団”とともに活動を初め、のちにはフェルナンデス率いる即興アンサンブル“Wormhole”のメンバーとなりました。サンディエゴを離れてから2011年に両者は日本で再開、横浜と東京でのパフォーマンスで共演しています。
Photos by: 荒谷良一