カジヒデキらと活動していた渋谷系バンド、
ブリッジ(BRIDGE)のメンバーでもあるイケミズマユミのソロ・ユニット、
Three Berry Icecreamが、2年前にレコードのみでリリースした初のフル・アルバムに、ボーナス・トラック2曲を追加したデビュー25周年記念アルバム『Three Berry Icecream』を9月21日(木)にミオベル・レコードからリリース。
ソロ活動25周年記念となる本作は、サラ・レコードや
チェリー・レッド好きにマストな疾走感あふれる「Rainbow mountain road」、ロジャー・ニコルスや
ゾンビーズを彷彿させるソフトロック「Another World」など、レコードに収録されていた9曲に加えて、
ベル・アンド・セバスチャンのスチュワート・マードックが監督を務めた映画『
ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』で使われた「If you could speak」のカヴァーなど2曲を追加した全11曲を収録。
また、本作はソロ・ユニットながら「バンド」をテーマにしたスタジオ・アルバムであるのも特長で、バンド・メンバーにはシマダオサム(
Swinging Popsicle / The Caraway)や杉本清隆(
orangenoise shortcut)、桜井康史(
Corniche Camomile)といったベテラン勢に加えて、岩渕尚史(
Sloppy Joe)、廣瀬美紀(h-shallows)などの中堅から若手まで、世代を超えたネオアコ界隈のミュージシャンが集結。さらに、トランペットに國見智子(
WACK WACK RHYTHM BAND)、バイオリンに河辺靖仁(
Vasallo Crab 75)、ヴィオラに
田中景子(チドリカルテット)が参加したほか、コーラスに堤田浩士(ex.Johnny Dee)とスペイン在住のバンド、キャプテン・サンライズ(Capitan Sunrise)のサンティ・ディエゴ(Santi Diego)も。そしてボーナス・トラックのゲスト・ヴォーカルにはイケミズマユミとも旧知の仲であるグラスゴー在住のブレント・ケンジ(Brent Kenji)(The Fairways他)も参加するなど、ネオアコやソフトロックに精通した国内外の多彩なゲストを迎えたことで、これまでにはなかった新しいThree Berry Icecreamのサウンドが誕生。そして、ミックス・エンジニアにはハンマー・レーベルの森達彦、マスタリング・エンジニアにはマイクロスターの佐藤清喜らベテラン勢を引き続き起用、20年代ネオアコ・ソフトロックを代表するといっても過言ではない作品に仕上がっています。
なお、アルバムの初期購入者特典として、イケミズマユミのソロ活動25年を振り返った非売品の特製DVDが付属する予定。特典映像は約1時間を予定しており、25年間の80回以上に渡るライヴ活動や、リリースの数々を当時の映像、写真、音源で振り返る内容となっており、Three Berry Icecreamのファンはもとより、日本のネオアコファンにとっても貴重な資料に。
また、10月7日(土)には、ソロ活動25周年を記念したイベント〈POPS Parade vol.38「Miobell Records presents “Three Berry Icecream 25th Anniversary Event”〉が東京・代官山 晴れた空に豆まいてで開催予定。Three Berry Icecreamはもちろんのこと、イケミズマユミがかつて在籍し、当時
フリッパーズ・ギターの前身バンドとなるロリポップ・ソニックらとも対バンをしていた日本最古のネオアコースティック・バンドのバチェラーズ(The Bachelors)が34年ぶりとなるライブを行うほか、シークレット・バンドも登場予定とのことで、日本のネオアコースティックの歴史を語る上でも重要なイベントになりそうです。詳細はイベント・ページをご確認ください。