日本のエレクトロ・ヒップホップの雄であった“
スマーフ男組”が2007年に発表した唯一のフル・アルバム『
スマーフ男組の個性と発展』が、8月29日(火)よりサブスク配信が解禁となりました。
スマーフ男組は、90年代に活動した音響派ユニット、
Asteroid Desert Songs(A.D.S.)の活動休止後、そのメンバー3人、マジアレ太カヒRAW(チビ声=チップマンク声 / マイク&ドラム、そのほか担当)、
コンピューマ(ターンテーブル / そのほか担当)、アキラ・ザ・マインド(ベース / 鍵盤とそのほか担当)により1997年に結成。オールドスクール・ヒップホップやエレクトロ、マイアミ・ベース、ラテン・フリースタイルといった80年代のヒップホップとそこから派生したジャンル、エディット・ミュージックへの愛情を露わに、クラブやライヴハウスの垣根を越えて活動、実験性も交えながらポップ・ミュージックへの昇華を試みたエレクトロ・ヒップホップ・ユニットです。いくつかのコンピレーションへの参加後、2007年に今回サブスク解禁となった1stフル・アルバムを発表。本作には、ゲスト・アーティストとして
ZEN-LA-ROCK、Nanao Del Monaco(FATHER)、
OOIOOのAYAも参加しています。なお、同年には、
SPACE MCEE’Z(
ロボ宙 / ZEN-LA ROCK)とのスタジオ・セッション・アルバム『
WUKOVAH SESSIONS Vol.1』もリリースしています。
今回の配信に際し、アルバム収録曲中“スマーフ男組”は「何を志していたのか?」という、その最もコアな部分を世に放った決意表明とも取れる「Stop, Look, Listen」のミュージック・ビデオが作成され、配信リリースにあわせてYouTubeにて公開。監督にイラストレーターの沖真秀、映像作家の玉田伸太郎、デザイナーのFukinを迎え、現在も生き続けている“スマーフ男組”の遺伝子を紡いでいます。
スマーフ男組は、2017年、マジアレ太カヒRAW(村松誉啓)亡き後は事実上活動休止中ながら、2021年にはアルバム『スマーフ男組の個性と発展』がアナログ・リイシュー。そして、このたびのサブスクリプション解禁に続き、秋には初期音源アーカイヴ・シリーズのリリースが予定されています。