ジャンク フジヤマが、8月25日に東京・丸の内のCOTTON CLUBで、ニュー・アルバム『
DREAMIN’』のリリース・ライヴを開催。最新アルバム収録の全10曲に、ライヴ定番曲も交えた全12曲を、若手精鋭を集めた総勢10人の豪華バンドで2ステージにわたり披露しました。
18:00からの1st.showに続き、20:30より2nd.showが幕を開け、リラックスした雰囲気のなか、オープニング・ナンバー「DREAMIN’」から、先行配信シングル「雨あがりの街」へと繋ぎ、伸びやかな歌声と心地よいグルーブで会場を温めていきます。
MCは控えめに沢山曲を聴かせたいと伝え、テレキャスターを手にライヴ定番曲「秘密」のカッティングを刻み始めると、エレクトリックピアノ(以降エレピ)のクールな音色と
外園一馬のギターも有機的に絡み、場内の空気を一気に掴みます。「MID-SUMMER」のアコースティックなサンバビートで、心地よい空気に会場が包まれ、夜の愛の世界へ誘いますというMCから、
山川恵津子作「UTOPIA」へ。とろけるようなエレピとそこに絡むソプラノ・サックスとバンドのグルーブに導かれ、ジャンクの新境地となる低音の歌声で魅せていきます。
布施明のカヴァー「君は薔薇より美しい」では、言葉をかみしめるように歌詞の世界を紡ぎ、一緒に口ずさむ観客もあちこちに見え、アウトロではマイクを離れ生声でシャウトを連発、会場をさらに沸かせました。再びテレキャスターを手に、アルバム最強のファンク・ナンバー「NIGHT CRUISING」へ。小気味良いベースラインが躍動しアルト・サックスも交えグルーブが深化。アルバムのアレンジ、トラック・メイキング、プロデュースを手掛ける神谷樹が、MCで祈りの折鶴をこの曲で織ってみたいとメッセージを伝え、バラード「SOUTHERN CROSS」へ。ジャンクが歌詞ひとつひとつを大切に歌い上げ、
坂田明奈のアルト・サックスが絶妙な絡みで応じ、感動の渦を作り上げていきます。
アルバムのリード曲「あれはたしかSEPTEMBER」でライヴ後半へとさらにギアを上げ、ゲストのam sectionのトロンボーンとトランペットが登場。彼女たちのインストを挟み「STEP BY STEP」へ。伸びやかな歌声にハッピーなビートとクラップを交え、会場を一体感が包みました。
本編最後は「CATCH THE RAINBOW」。ホーンのリフとギターのカッティングが描く空間をジャンクの力強い歌声が満たし、会場を完全に一つに。
アンコールでは、間髪あけずメンバーが再登場。「ほんとに最後の曲!」という紹介でデビュー曲「
あの空の向こうがわへ」を披露。ジャンクの力強くしなやかな歌声に、会場中に幸せなウェーブが巻き起こり、興奮の中公演は幕を閉じました。
11月3日(金・祝)には、アナログ・レコードでアルバム『DREAMIN’』のリリースが決定。高音質レコードを目指しカッティングにも徹底的に拘り、アートワークデザインもLPレコード用にアップデートされているとのこと。是非チェックしていただきたいところです。