日本を代表するジャズ・ベーシスト / コンポーザーの
藤原清登が、自身のプロデュースするレーベル「GARUGANTUA」の第3弾作品として全編オリジナルのアルバム『
SONGBOOK55』を9月27日(水)にリリースします。
1974年に渡米し、21歳で
ホレス・シルバー(p)のクインテットに参加。その後、米ニューヨークを拠点に活動し、
ジャッキー・マクリーン(as)、
クリフォード・ジョーダン(ts)、
ジャッキー・バイヤード(p)らと共演するなど活躍、85年に
ケニー・ギャレット、
トーマス・チェイビンを含むグループ“
Manhattan Graffiti Four”を結成し、以来現在に至るまでリーダー・アルバムを十数枚発表している藤原清登。2000年のスイングジャーナル誌ではベース部門で1位選ばれ、“モダンベースの王者”とも呼ばれるなど親しまれています。
そんな藤原がトリオ編成では初となる全編オリジナルのソングブックを発表。自身のオリジナル曲を理想的に表現するために選んだのは、
ハンク・ジョーンズや
ドナルド・ハリソンら数々の名手と共演し、藤原清登トリオのほか、自身のトリオや
ジーン・ジャクソン・トリオなど、数々のグループで活躍するピアニストの
片倉真由子と、
トゥーツ・シールマンスらトップ・ミュージシャンと共演し、欧州、アフリカ、アジアと40ヵ国以上で演奏経験のあるドラマーの
セバスティアン・カプテインという実力派2名。“最高のトリオ”と自負する布陣で自由な空間を描いた本作では、「Manhattan Tango」「Da Niro」、「No Problem」をはじめ、藤原の代表作の数々をトリオ編成で初めて聴くことができます。また、藤原のダブルベースによるソロ「Dream」なども収められ、力強くカラフルなジャズの世界が楽しめる内容に。鮮やかでダイナミックなアナログレコーディングも聴きものです。
なお、同トリオにて、ニュー・アルバム『SONGBOOK55』を携えたリリース・ツアーも開催されることが決定。10月18日(水)福岡・NEW COMBOを皮切りに全国10ヵ所を巡ります。詳細は、藤原清登のオフィシャル・サイトをご確認下さい。
写真:Silvia Tenenti