全ての「ドラキュラ」モノの原点、
ブラム・ストーカーによる名作小説『吸血鬼ドラキュラ』から、最恐と評される“第7章”を初めて映画化した『ドラキュラ/デメテル号最期の航海』が、9月8日(金)より全国公開となります。この度、クルーたちがドラキュラの餌食となる、閲覧注意な本編映像が公開されました。
英国へ帰国するためデメテル号に乗り込み、悪夢に巻き込まれていく主人公クレメンス医師を演じたのは『
ストレイト・アウタ・コンプトン』でドクター・ドレー役に大抜擢され、『
イン・ザ・ハイツ』など話題作に出演する
コーリー・ホーキンズ。『
DUNE/デューン 砂の惑星』の
デヴィッド・ダストマルチャン、『
カモン カモン』の天才子役
ウディ・ノーマンほか、本作で一際異様な存在感を発揮している注目のドラキュラ役には『
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』、『
REC/レック』などで数々のクリーチャーを演じる名優
ハビエル・ボテットが出演。監督にホラー映画の鬼才『
スケアリーストーリーズ 怖い本』の
アンドレ・ウーヴレダル、『
アメリカン・スナイパー』など
クリント・イーストウッド作品で数々の撮影監督を務める
トム・スターンが参加。逃げ場のない洋上でのパニックを描く、“本当に怖い吸血鬼伝説”が、今語り継がれます。
この度公開されたのは、船上での異変を感じた乗組員ふたりが突然現れたドラキュラに襲われるシーンを捉えた本編映像。暗い夜の闇の中、雷雨の吹き荒れるデメテル号の船上で、仲間に合図を出すときに使うノック音を聞いた乗組員のオルガレン(ステファン・カピチッチ)が「どうした?ノックしたろ」と仲間のペトロフスキー(ニコライ・ニコラエフ)に近づきながら訊ねますが、ペトロフスキーは何も知らない様子。続いて船の上空から大きな音が聞こえ、短剣を手に構えたオルガレンがゆっくりと音のした方へ近づいて行ったその瞬間、帆に身を隠していた得体の知れないモンスター=“ドラキュラ”が降臨。青白い肌を露出し、灰黒色の眼を光らせ、鋭く縦に伸びた歯をむき出しにした“ドラキュラ”は目にも見えぬ速さでペトロフスキーの頭をわし掴みにすると、無残にも二度三度と甲板に撃ちつけます。その様を恐怖で震えあがりながら見ていたオルガレンは、怪しい笑みを浮かべたドラキュラと目が合うと、「やめてくれ!」と叫びながら逃げ惑い、マストの上へと続くネットに足をかけ、必死に登っていきます。ふと足元を振り返ると、なんとドラキュラもネットを登ろうとしており、絶望の中、またもや目があったドラキュラは不気味に笑いかけながら、オルガレンの言葉の真似をして「やめてくれ」と一言。人間の血を求めて嵐のなかでも追いつめるドラキュラの執念と、人間の言葉の真似をするという知的能力までも明らかとなった衝撃的なシーンが展開されています。
『吸血鬼ノスフェラトゥ』(2022)や『
ドラキュラ』(1992)などブラム・ストーカー小説を原作とした初期の映画に対するリスペクトから制作への野心が生まれたというアンドレ・ウーヴレダル監督は、「過去の素晴らしい作品のレベルを目指さなければなりません。しかし、壮大でゴシックな物語にしようとしているわけではなく、シリアスで強烈なホラー映画を目指したのです」と本作へ込めたこだわりを熱弁。またプロデューサーの
マイク・メダヴォイは、「アンドレはサスペンスの作り方をよく理解している。我々は観客をハラハラさせ、悪魔が現れる最後まで緊張感を保ちたかったのです。衝撃的な瞬間だけでなく、その緊張感を高めることが重要なのです」と本シーンでのドラキュラの行動をはじめとするウーヴレダル監督の手腕によって実現した恐怖の場面の数々の演出力に太鼓判を押しています。
無慈悲で凶暴なドラキュラに次々と襲われ、閉塞された船上で逃れられない恐怖に追い込まれる、“本当に怖い”ドラキュラ映画最新作に是非ご注目ください。
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