長年にわたってロサンゼルス・シーンの発展に貢献してきた現代屈指のミュージシャンであり、作曲家、編曲家、オーケストレーターとして活躍する
ミゲル・アトウッド・ファーガソン (MIGUEL ATWOOD-FERGUSON)が、待望のデビュー・アルバムのリリースを発表。50人以上の豪華ゲストが参加し、全52曲、3時間半におよぶ大作で、CDは3枚組、LPは4枚組となる『Les Jardins Mystiques Vol.1』を、11月10日(金)に世界同時リリースします。発表に合わせて、収録曲から選ばれた7曲で構成したプレイリスト『Selections from Les Jardins Mystiques Vol.1』が公開中です。
さまざまな役割を通して、多くのミュージシャンと仕事をし、600枚以上のアルバム、映画、TV番組でレコーディングを行ない、世界中で何千回ものライブ・コンサートを行っているミゲル・アトウッド・ファーガソン。2008年のレーベル設立以来〈ブレインフィーダー〉ファミリーを支えるキーパーソンの一人でもあります。2010年以降、
フライング・ロータス のアルバム作品4枚すべてに参加し、
渡辺信一郎 監督が手がけた日米合作の短編SFアニメ『ブレードランナー ブラックアウト2022』や、Netflixオリジナル・アニメ『
Yasuke 』のサウンドトラックにも参加。またサンダーキャット、ハイエイタス・カイヨーテ、カマシ・ワシントン、ガスランプ・キラー、サラミ・ローズ・ジョー・ルイスなど、レーベル所属アーティストの作品にも大きく貢献しています。ミゲルが、12年の歳月をかけて完成させたという自身の大作を〈ブレインフィーダー〉からリリースするのは、まさにふさわしい流れと言えます。フライング・ロータスがミゲルに自身のレーベルから作品を出すことを提案したのは10年以上前。〈ブレインフィーダー〉から作品をリリースすることについて「私はロサンゼルスを愛してる。ここ出身であることを誇りに思うし、ロサンゼルスに貢献したいという気持ちはあるよ」とミゲルは話している。
『Les Jardins Mystiques』は、ミゲルの音楽世界を開放し、共有するプロジェクト。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、キーボードなど、さまざまな楽器を自ら演奏するミゲルのエレガントな音楽性と、彼と50人以上のミュージシャンたちとの自由奔放な対話を披露する場でもあります。今回発表されたアルバム『Les Jardins Mystiques Vol.1』は、三部作の第1弾として位置付けられており、トータルで10時間半に及びます。この超大作のオープニング曲「Kiseki」に、マイルス・デイヴィスの大名盤『
Bitches Brew 』にも参加している伝説的ミュージシャン、
ベニー・モウピン がバスクラリネットの演奏で参加しているのを筆頭に、ゲスト・ミュージシャンには、
カマシ・ワシントン 、
サンダーキャット 、
ドミ&JD・ベック 、
ジェフ・パーカー 、
カルロス・ニーニョ 、
オースティン・ペラルタ 、ララ・ソモギ、
ジャメル・ディーン 、
ジャマイア・ウィリアムス 、
バーニス・トラヴィス2世 、ディアントニ・パークス、
ブランドン・コールマン 、
マーカス・ギルモア といった豪華な面々が名を連ねています。
『Les Jardins Mystiques』は、音楽は自然であり、何にも影響を受けることのない生命力であるというミゲルの理念を反映。収録される楽曲のタイトルは、スペイン語、スワヒリ語、サンスクリット語、古代ギリシャ語、日本語、ヘブライ語など、国際的な言語や伝統から引用しており、曲の長さもスタイルも異なる52曲は、全体を通して見事なまでに制約のない流れがあると同時に、一つ一つの楽曲が、独自の不思議な世界を展開しています。ミゲルは、「どのような環境においても、私にとって音楽を演奏することは、音や感情や振動の海の中を泳ぐようなものだ。さまざまな川が組み合わさっている感じだよ。西欧のクラシック音楽は、私の強烈な愛と情熱を表現してくれる。ジャズにおけるすべての異なるジャンルは、学ぶことの喜びを私に与え、私の人生に多くの意味を与えてくれた。そして電子音楽やワールドミュージック、その他すべては、私がこの数年間探求してきたものだ。私はただ、マジックとエンパワーメントをサポートする存在でいたい。私は人を信じている… そして、我々が生きるこの多元宇宙はとても慈悲深いものだと思う。 すべてのものには無限の価値があると感じてる。だから、このアルバムには多様な楽曲を収録しようと思ったんだ。すべての物事は、神秘の庭だと私は思う」とコメントしています。
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©Hannah Arista