2CELLOS最後の日本公演から約1年、
ハウザー(HAUSER)がクラシックからスタンダードまでおなじみの楽曲を収録するクリスマス・アルバム『クリスマス』を10月27日(金)に発表します。収録曲「アメイジング・グレイス」がミュージック・ビデオとあわせて公開されています。
究極のクリスマス・アルバムを目指したという本作には、長く歌い継がれてきた伝承曲や
モーツァルト〜
ビング・クロスビーのヒット曲まで、おなじみの聖夜を祝う名旋律がハウザーの美しくあたたかなチェロの音色で奏でられ、世代を超えて楽しめる内容になっています。
「インストゥメンタルというのは誰がどこで聞いても同じように聴けるものだよね。チェロのような楽器を演奏する圧倒的な強みは世界中の人々に新たな次元でこれらの曲を楽しんでもらえるということだと思う。BGMとして聴いてもいいし、プレゼントを開ける時、夕食の準備やツリーの飾りつけをしながら聴くにもピッタリだよね。このアルバムで皆さんが心地よい素敵なひと時を過ごしてくれたら嬉しいです」とハウザーはコメントしています。
子供の頃、クリスマスは1年のうちでもっともワクワクする魔法のような時期だと思っていたと語るハウザーは、毎年クリスマスになると母親が近所の教会に合唱団を呼び、家族全員で「クリスマス・キャロル」を聴きに行っていました。チェリストを夢見て一生懸命練習に励んでいた少年ハウザーにとって、クリスマス音楽は特別に身近なものだったと振り返ります。
「僕は子供の頃、片ときもチェロを離さず弾いていたんだ。ホリデー・シーズンがくるとさまざまなクリスマス・ソングを演奏していたよ。きっとそれがインプロのスキルを磨くのにすごく役立ったかもしれない。だって自分は小さい時から音階やソナタ、協奏曲だけをがむしゃらに練習するようなタイプじゃなかったから。そう、今思えばジャンルを問わず幅広いレパートリーを演奏することの始まりだったのかもしれない」
アルバムはロバート・ジーグラー指揮チェコ・スタジオ・オーケストラとの共演で、日本盤にはフィジカルのみのボーナス・トラック「モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス」を収録。なおCDには初回生産限定でハウザーの写真付クリスマス・オーナメントが封入されます。
Photo by Simon Emmett