2022年5月に発表した「ぼちぼち銀河」にて新境地ともいえそうな変化を遂げた
柴田聡子が、『
ぼちぼち銀河』の延長線上で更に進化を目指した“柴田聡子NEW ERA”スタートを告げる一曲、「Synergy」を9月27日(水)にリリース。
本作は、浜公氣、まきやまはる菜、岡田拓郎による新バンド。ミックス・共同プロデュースに岡田拓郎を迎え、マスタリングは、
J・ディラ「Donuts」をはじめとする名作に関わった米ロサンゼルスの巨匠エンジニアのDave Cooley。アートワークは坂脇慶。アーティスト写真には内田燿司を起用しています。
[コメント]この曲は確か2022年の秋口あたりに出来ました。夏が終わって、なんとなくメロディーが浮かんでいて、なんとなく歌詞もあるような感じもして、黄色くなり始めた木の葉を見ていて、まだ風は熱く感じていて、そうやって秋の入り口を過ごしていたある時、空で真っ赤に燃える羊雲を駅の空中回廊から見て、これはいけそう、と思って曲になった記憶です。毎度そんな言葉でしか言い表せないですが、この過程を運良くくじに当たった興奮のように捉えるのがいいんじゃないかと最近考えています。
曲の内容は、終生続くような、側から見たらとんでもない決断は当人にとっては案外、ピンときた、くらいの、そんなもんで!?という感覚で判断されている面白さについて歌っています。私たちならできる、と踏み出す瞬間って不思議です。最初、「Start up Moment」というタイトルも考えました。
岡田拓郎さん、まきやまはる菜さん、浜公氣さんとのプリプロ、宮﨑洋一さんとの録音を経て、ボーカルを自分で録ったり、岡田さんによるミックスでは試行錯誤をたくさん繰り返していただき、ほんとうに学びと感謝でいっぱいです。
そのすばらしいEQ感の状態のものをDave Cooleyさんにマスタリングいただき、めちゃくちゃいい感じに仕上がりました。皆さま、ほんとうにありがとうございます!
長くなってしまいましたが、秋にぴったり、昂る気持ちにぴったりの曲です。たくさん聴いていただけたらうれしいです!――柴田聡子