9月27日にサブスクを解禁して話題となった
中島みゆき 初のアニメ主題歌シングル「
心音(しんおん) 」のミュージック・ビデオ(フルver.)が公開。映画『アリスとテレスのまぼろし工場』の本編からの“初出し映像”がたっぷりと使用され、
岡田麿里 監督自らが監修したスペシャル・ミュージック・ビデオとなっています。
中島みゆきの主題歌といえば、ドラマ『
家なき子 』の「
空と君のあいだに 」、『
Dr.コトー診療所 』の「
銀の龍の背に乗って 」、NHKのドキュメンタリー『
プロジェクトX〜挑戦者たち〜 』の「
地上の星 」などでも分かるように、どの曲も作品に寄り添った名作揃い。そして、『アリスとテレスのまぼろし工場』主題歌の今作も、岡田麿里監督の台本に惚れ込み書き下ろされ、もはや映画の物語の一部となった楽曲であることは間違いないでしょう。映画の登場人物一人一人を包み込み、そして映画の物語が指し示す“未来“を照らす1曲となっています。
今回の映像では、「心音(しんおん)」に合わせて映画の登場人物である、恋する衝動に揺れ動く少年少女たちが、その衝動の先にある“未来”へ向かう姿が新たに描きだされています。壮大で眩しいくらいに美しい映像の中、奮闘する少年少女たちは、曲の後半へ向け、ただ衝動に身を任せるままではなく、視線を定め、顔を上げて、先へ先へと手を伸ばしていきます。「僕は本当の僕へと 祈りのように叫ぶだろう 未来へ 未来へ 未来へ 君だけで行(ゆ)け」と、どこまでも寄り添う中島の歌声が、それぞれが選んだ、全ての“未来”の背中を押し、鼓舞しつづけていくように心に響いていきます。
このミュージック・ビデオを観て映画を観に行こうと思った方も、また二度目三度目の方々も、彼らが迷いながらも「瀬戸際で愛を振り絞る」姿と中島みゆきの歌声を堪能しに、ぜひ劇場に足を運んでいただきたいところです。
映画『アリスとテレスのまぼろし工場』は、突然起こった製鉄所の爆発事故により全ての出口を失い、時まで止まってしまった町で中学3年生の少年が二人の少女と出会い世界の均衡を崩していく物語。“恋する衝動が世界を壊す。”と銘打たれた甘酸っぱい青春物とは全力で逆走しているヒリヒリとした青春を描いた作品となっています。
今作品は『
呪術廻戦 』『
進撃の巨人 The Final Season 』『
この世界の片隅に 』など、数々のヒット作品を手掛けるアニメスタジオMAPPAが、大人も泣けるアニメとして300万人の心を動かし、大ヒットを記録した『
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 』や、『
さよならの朝に約束の花をかざろう 』で国内外から高い評価を得た岡田麿里監督を起用し制作されました。その岡田監督が普段から愛聴していた日本を代表するシンガー・ソングライター中島みゆきに思い切って主題歌をオファー。台本に惚れ込んだ中島が主題歌「心音(しんおん)」を書き下ろし、作品を軸に共鳴した二人の強力なタッグがここに生まれました。
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©新見伏製鐵保存会