『
FUNKY STUFF』『
HEAD ROCK』といった1970年代に発表したアルバムが世界から注目されているジャズ・ミュージシャン、
稲垣次郎。その現象を象徴する様に、フランスの新興レーベル「180g」から稲垣次郎のベスト・セレクション盤『WaJazz Legends: Jiro Inagaki - Selected by Yusuke Ogawa (Universounds)』が10月3日(火)に世界リリースされました。
これは、同レーベルが展開する「WaJazz」シリーズ初のアーティスト括りのアルバムで、『Deep Jazz Reality』『Project Re:Vinyl』などでレア・グルーヴや和ジャズの再発を数多く手がける尾川雄介が、日本コロムビアのアーカイブの中から選曲したもの。アナログとCDは180gより、デジタル配信は日本コロムビアよりリリースとなっています。
10月3日に90歳の誕生日を迎えた稲垣次郎は、当時の自身の音楽について「いま聴けばすごく不満はあるんだけど、あの時代にこういうのをやったっていうのはあまりないんですよ。そういう意味では聴く価値はあると思う」と語っています。
クレイジーキャッツの結成に関わり、
大滝詠一のナイアガラ・サウンドを支え、
西城秀樹や
ピンク・レディーのライヴをバックアップした伝説のミュージシャン、稲垣次郎に今こそ注目です。