コンテンポラリー・ミュージック・ユニット.esのsaraと、“音響の鬼才”“レコーディングの魔術師”として名高い宇都宮泰とのコラボ・シリーズ『Utsunomia MIX』の第5弾として、saraと大友良英、磯端伸一の共演作が発表。高柳昌行門下だった2人のギター・デュオと、大友＆ピアニストsaraの初デュオが収められた『HUMANKIND』が、12月6日（水）にリリースされます。

　大友と磯端が伝説のギタリスト、高柳昌行（1991逝去）門下だったのは30年以上も昔。時は流れ、それぞれ独自の道を歩んできた2人の縁は途切れることなく、大阪・ギャラリーノマルで8年ぶりに行なったギター・デュオが本作の1曲目。冒頭から、2人の深い音楽性と信頼関係の賜物が堪能できます。2曲目は大友とsaraのデュオを収録。初セッションとは信じ難い音像が広がる仕上がりに。ラストはトリオによる高次元の音遊びが展開される濃密作となっています。

　『Utsunomia MIX』は、宇都宮泰が、ギャラリーノマルでの即興ライヴを全く新しい独自のシステムで録音 / ミックス / マスタリングしたシリーズ。2023年5月10日に三部作『Pumice』『鳥を抱いて船に乗る』『Multiplication』を同時リリース、9月27日に4作目『森の創造物』したばかり。今回の『HUMANKIND』も含めると、約半年の間に5枚をリリースする好調ぶり。回を重ねる毎に進化と深化を遂げ、さらなるリリースも予定されているという『Utsunomia MIX』に注目です。