2023年3月にクラシック名門レーベルのドイツ・グラモフォンとの独占契約を発表し、9月には英ロンドン・ウェンブリー・アリーナにて25,000人を集めるコンサートを成功させるなど世界的に活躍中の
久石譲の新作アルバム『
A Symphonic Celebration』が、全米総合アルバムチャートである「ビルボード200」(10月14日[土]付)において邦人クラシック・アーティストとしては1977年の
冨田勲以来46年ぶりとなる、100位内にランクインの快挙を達成したことが明らかになりました。同時に、このアルバムは、アメリカ・ビルボード「Classical Albums」と「Classical Crossover Albums」の2つのチャートにおいて、今年2度目となる1位に返り咲いています。
『
千と千尋の神隠し』『
もののけ姫』『
となりのトトロ』等、
宮崎駿監督映画への提供曲をシンフォニック・アレンジで収録したドイツ・グラモフォンからの第1弾として6月30日に発売されたこのアルバムは、久石譲指揮により
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とロンドンで録音。「アニメ映画界で特別な存在感を持ち愛され続けるジブリ映画と久石譲のコラボレーションの結実」として世界のクラシック・チャートを席巻。9月29日に全世界でアナログ・レコードとしても発売されましたが、今回のチャート・アクションは昨今世界的に需要が高まるアナログ人気によるところが大きく、最新のドイツ総合アルバムチャートにおいても6位を記録するなどクラシックの垣根を越えて世界中の人々に聴かれています。
© Nick Rutter