『
ユーミン乾杯!!〜松任谷由実50周年コラボベストアルバム〜』を11月29日(水)にリリースする
松任谷由実。アルバム収録曲「中央フリーウェイ/YOASOBI cheers 松任谷由実」の制作秘話が公開。あわせて、10月20日(金)TOKYO FM『Yumig Chord』(11:00-11:30)、ニッポン放送『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』(22:00-24:00)にて同曲がオンエアされることも発表されています。
『ユーミン乾杯!!〜松任谷由実50周年コラボベストアルバム〜』は、“新しい過去、懐かしい未来”をコンセプトに、原曲のマルチテープとアーティストがセッションするというテーマのもと制作。参加アーティストは松任谷由実自らが選定し、選曲を含め、楽曲の方向性も参加アーティストとアイデアを交換しながら作業が進められました。
その中でも異色のハイブリッドコラボとなったのが、
YOASOBIの手掛けた「中央フリーウェイ」。松任谷由実とYOASOBIの出会いは、2021年に松任谷由実がパーソナリティを担当するニッポン放送『松任谷由実のオールナイトニッポン GOLD』に、
Ayaseと
ikuraがゲスト出演したのがきっかけ。“小説を原作に楽曲を作る”というYOASOBIの制作スタイルに興味を抱いていた松任谷由実。年齢もキャリアも約40年もの差があるアーティスト同士の共演でしたが、YOASOBIも松任谷由実の影響を強く受けていることもあり意気投合し、今回のコラボへと繋がったとのこと。
YOASOBIの制作スタイルと今回のコラボ・アルバムのコンセプトをどの様に組み合わせるか?をやりとりする中で、YOASOBIの提案で「中央フリーウェイ」が候補にあがると、松任谷由実から、2022年50周年を機に発売された、ひとりの少女が荒井由実としてデビューするまでの軌跡を小説化した『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』(著・
山内マリコ / マガジンハウス)を原作として新たに歌詞を追加するアイデアが浮上。この小説を原作にして、YOASOBIとして新たに歌詞とメロディを付け加えて制作することに。
「中央フリーウェイ」は、1976年発売の荒井由実4作目のアルバム『
14番目の月』の収録曲で、『小説ユーミン』は、更にそれ以前の時代が舞台となった小説。どちらもYOASOBIのふたりがこの世に存在しなかった時代をベースにした作品です。完成した「中央フリーウェイ」は、近未来の中央フリーウェイの上空を、YOASOBIとユーミンの3人が最新の電気自動車でドライブしている様な仕上がり。ブリッジに新たに加えられた歌詞とともに、キャッチーなコーラスも追加され、ピカピカの2023年ヴァージョンとして生まれ変わりました。丹念に聴くと、荒井由実のオリジナルヴォーカルトラックがデュエットで入っているのも確認でき、松任谷由実も「さすが旬!! まさに私とYOASOBIとの“乾杯”です!!」と絶賛したとのことです。
[YOASOBIコメント]令和も走り続けられているユーミンさんと、令和に走り出した僕ら。当時の中央高速を抜けて、今を走るトヨタマークIIに僕らも乗り込んで大都会の夜を一緒にドライブ。そんなイメージを頭に浮かべながら作りました。こんなに光栄なことはないなあと、本当に思います。改めてユーミンさん、デビュー50周年おめでとうございます。大好きな楽曲に同乗させてもらえたこと、心から感謝しています。――Ayaseユーミンさんの50周年記念コラボベストアルバムに参加させていただき、とても嬉しく光栄に思います。母のお腹の中にいた時から、そして幼少期も今日までも、ユーミンさんの音楽を聴いて育ちました。沢山の思い出が楽曲と共に残っているのですが、その中で今回は「中央フリーウェイ」をYOASOBIでコラボさせていただきました。歌詞に登場する風景を頭に描きつつ、風を感じながら楽しく歌わせていただきました。改めてユーミンさん50周年おめでとうございます!――ikura