18年ぶりのニュー・アルバム『
ハックニー・ダイアモンズ』を10月20日に発表する、
ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の公式アパレルストアが日本初上陸。「RS No.9 HARAJUKU」が東京・原宿 竹下通りに10月20(金)日にオープンします。オープン前日の10月19日にはメディアレセプションが行なわれ、2014年にローリング・ストーンズが来日した際、東京ドーム公演にゲスト出演した
布袋寅泰がトークゲストとして登壇しました。
60年以上にわたって活動するローリング・ストーンズについて布袋は「あとに続く我々ロッカーにとっては、ストーンズの存在というのは、どこまでもやり続けることができると証明しているわけでしょ。夢があると同時に、まぶしくもあり、そしてこまっちゃう存在ですよね。やめるにやめられなくなっちゃっている人が多いと思いますね」。2014年の共演は「今振り返っても、本当に夢のような出来事ですね。ストーンズの面々とお会いするだけじゃなく、ステージの上で音を出したっていうのは、自分にとっては夢のようなことですし、ひょっとしたら宇宙旅行に行くよりも確率が低いことなんじゃないかなと。今思い出しただけでも興奮して鳥肌がたちますね」「ミック(・ジャガー)と楽屋で打ち合わせをして、サウンドチェックの時にステージでキース(・リチャーズ)と握手して、ギターの音を聞いた時は、文字通り体中に稲妻が走ったような……語りだすとキリがないんですが、多くのストーンズ・ファンの皆さんには申し訳ないような気持ちもありつつ、貴重な体験をさせていただいたので、いろんな方に伝えたいなと思いますね」「亡くなってしまったチャーリー(ワッツ)はステージでジャケットを脱いでハンガーにかけ、時計を外し、ローファーをスニーカーに履き替えて演奏していたのが印象に残っている」と当時を振り返りました。
一足先に「RS No.9 HARAJUKU」をチェックした布袋はストーンズの印象的なベロマークについて「さきほどショップも拝見したのですが、このロゴは誰もが知ってるロゴだし、世界にアッカンベーとベロを出して、若かりし頃は反抗のあかしだったけれど、年を重ねて、ダイナソー(恐竜)になっても、世界中にアッカンベーをしながらもそこにはユーモアや包容力もあり、若い世代から上の世代まで踊れるロックンロールを奏でている。ストーンズはロックの歴史の中で、ロックのアイコンそのものですからね。だからショップを見ていてもほしいものだらけでしたね。僕のギタリズム模様もそうですが、名前が書いていなくてもわかりますもんね」「(ベロマークは)ポップカルチャー、ロック、音楽のカルチャー、もっと言えば時代を引っ張ってきて、アイロニーもあり、でもシンプルで笑顔にさせてくれるような、ミック・ジャガーの唇から出てくるシャウトやキースの魂をかき鳴らすギターとかすべてを象徴してますよね」と語りました。
最後にストーンズ・ファンや若い人たちへのメッセージを求められた布袋は「素晴らしいロックンロールの拠点が原宿にできたということで、世界中からストーンズのアイコンに引き寄せられる方は沢山いると思います。ローリング・ストーンズを聴くことはロックを聴くことだし、ローリング・ストーンズを楽しむことは人生を楽しむこと。そのぐらいストーンズはハッピーにしてくれる偉大なアーティストだと思うので、ここに足を運んでストーンズの歴史に触れながら、これからのみんなの毎日をアップビートでテンションをあげて、ポジティブに変換できればいいなと思います」という言葉で締めくくりました。
また、レセプションでは「RS No.9 HARAJUKU」のオープンにあわせてローリング・ストーンズから届いたメッセージが紹介されました。
[ローリング・ストーンズからのメッセージ]We're thrilled to bring the RS No 9 brand to Japan to support our new album. We hope our fans are excited to experience everything the store has to offer.(ニューアルバムのリリースタイミングに俺たちのブランド“RS No.9”を日本に届けられることにとても興奮している。ファンの皆が俺たちのストアを体験してエキサイトしてくれるのを楽しみにしているよ)――The Rolling StonesPhoto by Ryota Mori