1973年10月25日にフォーク・デュオ“グレープ”としてシングル「雪の朝」でデビューして、本日10月25日（水）をもってレコード・デビュー50周年記念日を迎えたさだまさし。同日に豪華14組のアーティストが参加した記念トリビュート・アルバム『みんなのさだ』がリリースされ、自身の50年について心境を公開しています。

　さだは、迎えたレコード・デビュー50周年を振り返り「いや〜あの日のことを思い出そうとしても思い出せないんだよね。50年って、人生のほとんどで歌を歌ってきた感じ。もう一度やれって言われたら丁重にお断りしますね（笑）。でも（僕の50年は）やっぱりライブだよね。ライブってのは僕らにとって命綱。ライブが出来なくなってしまったら僕の音楽は止まってしまうかな。僕はお客さんに沢山のヒット曲を作ってもらった。だからそんな中でもどうやったら楽しんでいただけるのか？ 50年を振り返るだけでなく、未来も提示しなきゃいけない。今までありがとうだけじゃなく、これからも頑張るからって、常に新しいページをめくっていかないとやってる意味はないよね」とコメント。

　また、トリビュート・アルバム『みんなのさだ』については「ありがたいな〜。こんな風に解釈してくれるんだってすごい感激しながらどうお礼したらよいかなあって。自分の歌を誰かが歌ってくれるって、歌作りにとってすごい幸せな瞬間。歌い手は一人一人が宇宙だから、そんな宇宙にふさわしく僕の歌が溶け込んでいってくれるととても幸せ。もっとさだまさしの世界に気付いてくれる人が増えたら嬉しいですよね」と語っています。さらに“これから”についても「（引き続き）永遠に残る1曲を追求したいですよね。今はパーソナルな時代だけど、誰かの心にきちんと残っていくものを追求していく、それが僕の夢かな」ともコメントしています。

　トリビュート・アルバム『みんなのさだ』の発売とレコード・デビュー50周年を記念して、全国のCDショップにて“わたしのさだ”POP企画がスタート。わたしのさだPOPには、CDショップからみた“ウチのさだ”コメントを、そしてファンは自分の想い“わたしのさだ”コメントを書きこむことができます。それぞれ書いたコメントをスマホで撮影し、CDショップは「#うちのさだ」「#みんなのさだ」、購入者は「#わたしのさだ」「#みんなのさだ」のハッシュタグを付け、SNSで50周年を盛り上げます。また、東京・池袋東武にあるCDショップ五番街では“わたしのさだ”企画の拡大版として、購入者・来店者がもらえるメッセージ付箋を貼ることができる“メッセージ・ウォール”が店頭に登場します。

　さだまさしオフィシャル・レーベル・サイトでは、10月23日よりさだ公認“早稲田大学さだまさし研究会”によるトリビュート・アルバム『みんなのさだ』考察集が順次公開中、さらに収録曲がダイジェストで聴ける4本のティザー映像もYouTubeにて公開されています。

　なお、さだは10月26日（木）に寺岡呼人、高橋優、橋口洋平（wacci）を迎えてのデビュー50周年記念番組「『みんなのさだ』発売だから生でさだまさし」をYouTube Live / インスタライヴにて生配信。翌27日（金）には故郷・長崎からNHK総合『今夜も生でさだまさし』の放送が予定されています。