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冥丁、『古風』篇三部作の最終章『古風 III』をリリース

冥丁   2023/11/01 18:25掲載
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冥丁、『古風』篇三部作の最終章『古風 III』をリリース
 日本の古い文化をモチーフにした唯一無二のオリジナリティで、世界のエレクトロニック〜アンビエント・シーンで脚光を浴びる広島在住のアーティスト、冥丁が『古風』篇三部作の最終章『古風 III』を12月1日(金)にリリースします。

 「失日本」(LOST JAPANESE MOOD)=“失われつつある日本の雰囲気 ”をテーマに、アンビエント・ミュージックやミュージック・コンクレートを融合させて、時とともに忘れ去られる日本の古い歴史や文化をノスタルジックな音の情景に再構築した作品群で高い評価を得てきた冥丁。7月に発表された傑作デビュー・アルバム『怪談』の5周年盤リリースに伴うツアーや朝霧JAM'23への出演など、話題が続く中放つ本作は、『怪談』の後身にあたる2020年の『古風』、2021年の『古風II』と続いてきた3部作の完結編。本文化の本質を深く掘り下げながら、静けさや自己発見を通して心の闇を克服した冥丁の精神的な旅路にリスナーを誘う一作です。

 『古風』篇と『怪談』は、冥丁の故郷である広島の尾道で制作が行なわれました。当時、精神的な不調を抱えていた冥丁は、賑やかな京都から尾道の田舎に移り住み、孤独に身を置きつつも尾道の静かで穏やかなエネルギーに安らぎを覚えながら、失われつつある神秘的な日本の本質を具現化させる「失日本」をテーマとした音楽制作を開始。『古風 III』には、その時期に経験した故郷の心象風景が特に色濃く映し出されており、また自己の内なる探求が深い癒しへと発展したことが示されています。

 故郷の広島と冥丁自身の複雑な関係や思いとともに、刻々と変化する日本の姿を考察した「黎明」「廣島」、そして、広島の平和教育に対する冥丁の深い考察と歴史的悲劇を認識することの重要な意義が凝縮された「平和」など、冥丁の内なる心象風景を描き出した楽曲や、江戸川乱歩谷崎潤一郎夏目漱石たちの日本文学からの影響を題材にした「江戸川乱歩」「刺青」「夢十夜」他、全9曲を収録。マスタリングは畠山地平が担当しています。

 なお、冥丁は、11月15日(水) 東京・渋谷 WWWにて開催される、自身が所属するシンガポールのレーベル「KITCHEN. LABEL」の15周年イベント〈絵夢 〜 KITCHEN. LABEL 15 in Tokyo〉に出演。11月19日(日)にはAMBIENT KYOTO 2023と老舗クラブ「京都CLUB METRO」との連携イベント〈COLLABORATIONS : AMBIENT KYOTO × night cruising〉に出演が決定しています。



■2023年12月1日(金)
冥丁
『古風 III』

inpartmaint.com/site/38551

[収録曲]
1. 黎明
2. 万華鏡
3. 夢十夜
4. 婦人
5. 和蝋燭
6. 江戸川 乱歩
7. 刺青
8. 平和
9. 廣島

〈絵夢 〜 KITCHEN. LABEL 15 in Tokyo〉
日時: 2023年11月15日(水) 開場 18:00 / 開演 18:30
会場: 東京・渋谷 WWW
inpartmaint.com/site/38321

〈COLLABORATIONS : AMBIENT KYOTO × night cruising〉
metro.ne.jp/schedule/231119
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