埼玉・彩の国さいたま芸術劇場で毎年開催されている
バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の公演が、長期休館中の彩の国さいたま芸術劇場に替わり、埼玉会館で開催されます。12月17日(日)に埼玉会館 大ホールで開催される今年の公演のプログラムは、ヨーロッパではクリスマス・シーズンの風物詩として親しまれる
ヘンデル『メサイア』。BCJの創設者である
鈴木雅明が指揮を務め、BCJのほか
澤江衣里(ソプラノ)、クリント・ファン・デア・リンデ(アルト)、セイル・キム(テノール)、ポール・マックス・ティプトン(バス)が出演します。
ヘンデル『メサイア』は、有名な「ハレルヤ・コーラス」を始め、メロディ・メーカーと称されるヘンデルならではの美しい旋律、印象的なアリアや合唱曲が次々に現れ、時を経ても色褪せることのない名作です。キリストの誕生から受難、そして復活に至る物語が綴られる宗教作品で、時代はもちろん、国や宗教も超えて、長く愛され続けており、BCJにとっても毎年のように演奏している大切な作品です。
また、この公演に先立ち、鈴木雅明がヘンデル『メサイア』を解説するレクチャーが、11月18日(土)に埼玉・埼玉会館 小ホールで開催されます。
Photo by Marco Borggreve