“天使の歌声”と称される、メルボルン在住オーストラリア人シンガー・ソングライター、タマス・ウェルズ(Tamas Wells)が、その変わらぬ美声を披露する、6年ぶり、通算7作目のニュー・アルバム『To Drink up the Sea』を12月8日(金)にリリースします。
タマス・ウェルズは2006年秋に日本でもリリースされた2ndアルバム『A Plea en Vendredi』が口コミで大きな話題を呼び、ロングセラーを記録。人々の心を洗うような美しすぎる歌声は、“天使の歌声”と大きな評判を呼び、2007年に初めての来日ツアーを行なって以来、これまでに5度の来日ツアーを行なっています。一度心を奪ったものを恒久的につなぎとめるその歌声は、タマス・ウェルズというアーティストが初めて世に現れてから20年近く経った今もその特別さは何ら変わっていません。
コロナ禍と父の死を乗り越えてようやく完成させたという本作『To Drink up the Sea』は、ベースとドラムを初めて本格的に導入したアルバムとなった前作『The Plantation』(2017)でのエヴァーグリーンなバンド・サウンドを踏襲しながらも、新たな音楽的領域に踏み込んだもの。タマスがかねてから大ファンだった、オーストラリア人シンガー・ソングライター / マルチ奏者“マシーン・トランスレーションズ”ことグレッグ・J.ウォーカーをプロデューサーに迎え、ピアノとアコースティック・ギターを基盤にしたオーガニックなアコースティック・サウンドに、ウォーカーによるチェロ、ヴァイオリン、マンドリン、クラリネットなどさまざまな楽器のアレンジが長く耳に残るような仕上がりとなっています。また、先行シングル「It Shakes the Living Daylights from You」で特に際立っているように、タマス・ウェルズ最大の武器である中性的な美しい歌声の多重録音ハーモニーと、グレッグ・J・ウォーカーならではのソフト・サイケデリック・フォークが融合した新境地を披露しています。
[トラックリスト] 01. It Shakes the Living Daylights from You 02. Arguments That Go Around 03. Every Other Day 04. It's Not the Same 05. Tooth and Nail 06. August I Think Nothing Much at All 07. A Little Wonder 08. Shells Like Razor Blades 09. The Tattoos on Anna's Feet 10. To My Love