ホアキン・フェニックス主演、
リドリー・スコット監督による映画『ナポレオン』が、12月1日(金)より全国でロードショー。この度、ホアキン・フェニックスとリドリー・スコットによる特別対談映像が公開されています。
監督は、アカデミー賞®作品賞受賞の『
グラディエーター』や『
オデッセイ』などを手がける巨匠リドリー・スコット。主人公ナポレオン役には『
ジョーカー』でアカデミー賞®主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックス。この2人のタッグはホアキンが、
ラッセル・クロウ演じるローマの将軍マキシマスと対峙する暴君を演じた『
グラディエーター』以来23年ぶりとなります。ナポレオンの妻ジョゼフィーヌ役には、『
ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』のホワイト・ウィドウ役や『
ワイルド・スピード/スーパーコンボ』など次々と話題作に出演する、アカデミー賞®ノミネート俳優
ヴァネッサ・カービー。脚本は『
ゲティ家の身代金』でもスコット監督とタッグを組んだ
デヴィッド・スカルパなど、超一流のキャストとフィルムメイカーが集結。撮影カメラ11台、集められたエキストラ総勢8,000人、莫大な製作費をかけてヨーロッパロケを敢行した〈今世紀最大級〉のスペクタクル超大作です。
旧知の仲であるホアキン・フェニックスとリドリー・スコット監督。冗談も多く飛び交うリラックスムードの中、フェニックスが「この映画が大変だったのは僕のせいじゃない?」とズバリ切り込むと、スコット監督は「君のせいだ」と即答。「僕のせいか」と爆笑するフェニックスに「それは冗談だけど(笑)君から学んだね。物語の真の意味を探ってくれただろ。実に楽しかった」と感慨深げ。そして撮影中の話になると、「正直リハは嫌いだ。大まかな構想だけをイメージして、何も決めずに演技したい」と本心を明かしたフェニックス。「撮影中、何回僕に腹を立てた?」と聞くフェニックスにスコット監督は「毎日だね」と返すなど、2人の気さくな関係がこちらにまで伝わってきます。「君はいい意味で複雑な人間だ。この役では、それが大きなプラスになる」とスコット監督がいうと照れ笑いを浮かべたフェニックス。「僕の性格をよくわかってる。演じてて最高に楽しかった」と笑顔で振り返りました。
また、2人の出会いとなった映画『グラディエーター』についてにも話が及びます。フェニックスは「初対面は23年前。以来監督は多くの作品を作ってきた。英雄、偉人、優れた人たちをね。今回はこの男だ。背が低く気が短い……僕を選んだ理由は?」とユーモアたっぷりに聞くと、スコット監督も笑いながら「『グラディエーター』を思い出した。“ナポレオンがいる”と。これは褒め言葉ではない」と語ると、フェニックスはたまらず「いいことを言おうとして思いつかなかったんだろ!」と笑いながらツッコむ場面も。まさに息のあった2人です。
「今作を作って、初めて知ったナポレオンの真実はあった?」とフェニックスが切り込むと、スコット監督は「もちろんたくさんあった。欠点が多いからこそあれだけの立身出世をなし得た。実に複雑で一筋縄ではいかない男だ。あまりに脆く、あまりに残酷すぎた」と答えます。フェニックスは「一方でユーモアと茶目っ気もあった」とナポレオン像について語り合います。2人の言葉から、いかにナポレオンが両極端に思える性質を内存させた人物だったかが垣間見えます。そして話はナポレオンの妻・ジョゼフィーヌとの話に。「最初に言ったね。“ナポレオン”を演じるなら、ジョゼフィーヌとの関係性を理解しろ”と。まだできていない」と率直に語るフェニックス。それに対しスコット監督は「ナポレオンの名声の始まりは、ジョゼフィーヌとの出会いだ」と語ります。互いを振り回し、傷つけ、それでも離れることのなかった2人の複雑な関係――フェニックスは「きっと本人たちも分かっていない。なぜ惹かれあい、なぜ離れられないのか。ミステリアスな関係だ」と振り返りました。
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