ロックンロール・パンク・バンド“
LINK”が、
後藤正文(
ASIAN KUNG-FU GENERATION)との共同プロデュースによる12年ぶりのニュー・アルバム『
太陽と月のビートニクス』を12月6日(水)にリリース。あわせて、アルバム収録曲「シンシャ」のミュージック・ビデオも公開されました。MVはヴォーカル・柳井の友人でもある、映画監督の
柴田啓佑による作品となっています。
1997年、横浜の同じ高校に通う同級生3人によって結成されたLINK。柳井良太(Vo / G)のハスキーヴォイスと小森誠(Vo / B)のエッジの効いたハイトーンヴォイスから生み出されるツインヴォーカル・スタイルに、山上教経(Ds / Cho)が加わった3ピースならではのソリッドなサウンド、精彩に富むメロディライン、柳井の文学的な歌詞という多彩な魅力で、結成から25年に渡りファンの心を掴んできました。
また、本作のリリースを記念し、メンバーの柳井、小森、山上の3人と、アルバムの共同プロデュース、レコーディングとミックスを手掛けたアジカンの後藤正文、LINKと旧知の仲であるという喜多建介が本作の魅力を語るオフィシャル・インタビューも公開されました。
「2023年のLINKのいちばんかっこいい瞬間を記録できたかなと思います。とてもかっこいいし、潔いし、“これぞパンク”っていうアルバムだと思う。3人の人生を感じます」と言う後藤に、「今の僕らのそのままを録ってもらえたので、大満足しています」(山上)、「(レコーディング過程では)思い出になることがいっぱいあったし、たくさん笑ったし、ほんとにいい経験ができた。僕たちの人生が反映された、最高のアルバムができたと思います」(小森)、「世界とか今の日本に一石を投じるような音源になったので、やった甲斐があったと思う。発売がすごく楽しみだし、俺たちの言っていることを聴いてくれ!って思える仕上がりになりました」(柳井)と、アルバムへの確かな手応えを次々と言葉にするメンバー。他、各曲への思い、アルバム・タイトル『太陽と月のビートニクス』の由来など、アルバムを紐解く貴重なエピソードが満載のインタビュー、アルバムと合わせてぜひチェックしていただきたいところです。
さらに、12月3日にASIAN KUNG-FU GENERATIONをゲストに迎え、神奈川・川崎CLUB CITTA’で開催された〈LINK 結成25周年ライブ〉のレポートも到着。25年という確かな歩みと変わらぬパンク・スピリットにあふれるLINKのパフォーマンスにオーディエンスが応え、度々モッシュピットが生まれるほど、ステージと会場との一体感が感動的な盛り上がりをみせた25周年記念ライヴの模様を伝えています。こちらもお見逃しなく。
なお、2024年5月には東京・大阪・北海道でのアルバム・リリース・ツアー〈『太陽と月のビートニクス』Release Tour 2024〉も決定。各会場ゲストを迎えてのツアー、詳細はバンドのオフィシャル・サイトとSNSにて随時発表を予定しています。
そして、結成25周年を記念した特設サイトもオープン。デビュー以来ライヴ・ツアーなどで交流の深いアーティストや関係者29名からの25周年を祝福するメッセージを公開中です。同世代の仲間たちが時々の思い出を交え、LINKの今まで、そしてこれからにエールを送るLINK愛にあふれるメッセージもぜひご覧ください。
結成後、瞬く間に日本のインディー・シーンで圧倒的なファンベースを築き上げ、
グリーン・デイの
ビリー・ジョーによるプロデュースで海外進出を果たし、一時解散、そして復活と数多くの経験を積んできたLINK。12年ぶりのフル・アルバムをリリースし、再び新たな章を迎えたLINKの今後に期待が高まります。
Photo: 山川哲矢