パトリツィア・コパチンスカヤ(vn)が、「ALPHA」レーベルからのデビュー盤であり、多彩なアーティストとの二重奏を集めて大きな話題となったアルバム『
Take Two』から10年。『Take Two』にも参加したレト・ビエリ(cl)と、長年の盟友
ポリーナ・レシチェンコ(p)とのトリオで録音したアルバム『Take 3』が2024年1月26日(金)に発売されます。
奏者が3人、さらに三拍子を重要なテーマとしたアルバムは、
プーランクと
バルトークの作品を中心としたもの。コパチンスカヤならではのはち切れんばかりのダイナミックな表現はそのルーツに深く切り込み、これらの作品がオーストリアなどのワルツのみならず、東欧の伝承曲やクレズマー、ロマなどと深い関連があることを際立たせています。またジャズやフォークなどのイディオムを取り込むクロスオーヴァーな作風で知られるアメリカの作曲家
ポール・シェーンフィールドの作品を収録しているほか、ルーマニアのシェルバン・ニキフォルによる小品には
イリヤ・グリンゴルツ(vn)とルスラン・ルツィック(b)がゲスト参加してアルバムに色を添えています。