今年のベネチア国際映画祭にて
ケイリー・スピーニーが最優秀女優賞を受賞した
ソフィア・コッポラ監督(『
ロスト・イン・トランスレーション』、『
マリー・アントワネット』)の最新作『Priscilla』(原題)。
エルヴィス・プレスリーの元妻
プリシラが1985年に出版した回想録『私のエルヴィス』を基に、彼女の人生とエルヴィスとの関係を描いた話題作が、2024年4月より東京・TOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開することが決定。
2003年『ロスト・イン・トランスレーション』でアカデミー賞脚本賞・ゴールデングローブ賞脚本賞ほか、2010年『
SOMEWHERE』でベネチア国際映画祭金獅子賞、2017年『
The Beguiled / ビガイルド 欲望のめざめ』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞、つい先日発表されたアカデミー映画博物館ガラ2023では、映画芸術を進歩させた革新的な人物に贈られる“ビジョナリー賞”を受賞した映画監督ソフィア・コッポラ。映画監督としてガーリー・カルチャーを伝える作品群を発表し続けるだけでなく、ファッション・アイコンとしても世界に注目される彼女の最新監督作が『Priscilla』(原題)。本作は、第80回ベネチア国際映画祭では、主演を演じたケイリー・スピーニーに最優秀女優賞をもたらしました。
物語は、エルヴィス・プレスリーの元妻プリシラ・プレスリーが1985年に出版した回想録『私のエルヴィス』(“Elvis and Me”)(当時: 新潮社文庫より出版、現在は絶版)を基に、彼女とエルヴィスの運命的な出会い、結婚、出産、そして別れをソフィア・コッポラ監督の視点で繊細に、美しく描き出します。プリシラ役を務めるのは、映画『
パシフィック・リム: アップライジング』のヒロイン(アマーラ・ナマーニ役)に抜擢され、本作の演技で「驚くほどにすばらしい演技」(Rolling Stone)など絶賛されているケイリー・スピーニー。エルヴィス・プレスリー役を演じるのは、『キスから始まるものがたり』、『ユーフォリア / EUPHORIA』で人気を集め、「エルヴィスを演じきっている」(The Wrap)と高い評価を受けているジェイコブ・エロルディ。
プリシラ・プレスリーの回想録を読み、彼女の生き方に感銘を受けたソフィア・コッポラ監督が、スーパー・スターのエルヴィス・プレスリーと恋に落ち、彼の人生へと足を踏み入れたプリシラを描き出した本作は、「ソフィア・コッポラ 最高傑作」(Rolling Stone)、「First Loveの素晴らしさを描いてる」(Littie White Lies)と高い評価を受けています。北米ではA24が配給、そのファッション性と物語で多くの若い女性観客を劇場に足を運ばせ、魅了している注目作がいよいよ来年、日本公開となります。
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■『ぼくが生きてる、ふたつの世界』
2024年4月 東京 TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー
配給: ギャガ