ある日、13歳の正樹が殺された。そして同級生の1人の少年が犯人を殺し、殺害現場となった家に火を放つ――。20年間の沈黙を経て、罪を背負った幼馴染3人は再会するものの、あの時と同じ場所でまた少年が殺されます。その街で一体何が起こっているのか――。オリジナル脚本で描く映画『罪と悪』が2024年2月2日(金)に公開することが決定。この度、予告映像とポスター・ヴィジュアルが公開されています。
本作の主演には、2006年『
ハリヨの夏』でデビュー以来、数多くの話題作に出演し続けている俳優・
高良健吾。荒んだ家庭環境に育ち、現在は地元の不良たちを集めて闇の仕事も請け負う会社を経営する社長“春”を演じます。春と同じく罪を背負いながらも、過去の秘密を隠し大人になった幼馴染には、警察官の家庭に育ち自らも捜査一課の刑事となるものの、父の死をきっかけにこの街に戻ってくる“晃”を、TV、映画、舞台など幅広く活躍する
大東駿介が演じ、家業の農業を継ぎ現在は引きこもりになってしまった双子の弟・直哉の面倒も見ている“朔”を
石田卓也が演じます。また、街を牛耳る白山會の傘下である清水組組長・清水を
村上淳が、その白山會の会長・笠原を
佐藤浩市が、晃と同じ警察署の先輩刑事・佐藤を
椎名桔平が演じ、豪華実力派俳優が集結しました。
監督・脚本を務めた
齊藤勇起監督は
井筒和幸監督作品を中心に、
岩井俊二監督・
武正晴監督・
廣木隆一監督作品等での助監督を経て、完全オリジナルの脚本で挑む本作で初監督を務めます。
この度、本作より予告とヴィジュアルが公開となりました。物語の始まりとなる田舎町で起きた不可解な殺人事件と、春・晃・朔3人の友情を奪った20年前の未解決事件が重なり合うシーンから始まる予告映像。高良健吾演じる“闇の仕事も請け負う”春、大東駿介演じる“正義を追う刑事”晃、石田卓也演じる“暗い過去を背負う”朔の3人が、それぞれの立場から事件に関わっていく様子が描かれます。「洗いざらい話すしかない。過去に何があったのか」という晃の言葉を皮切りに、彼らの人生を狂わせたこの街の不条理に向き合っていく3人。晃に掴みかかる警察署の先輩刑事・佐藤(椎名桔平)、「なかったことにはならねえからな」という街を牛耳る白山會の会長・笠原(佐藤浩市)、春に睨みをきかせる白山會の傘下である清水組組長・清水(村上淳)も登場し、白熱した演技を垣間見せています。数々の“悪”が描写されていく中、「その罪は悪と言えるのかー?」を観客に問いかけ、映像は終わります。
また、ヴィジュアルでは、「大切なものを守るため罪を犯し、大切なものを守るため悪人になった」と、それぞれ苦悶する表情の春・晃・朔3人の写真がひとつの炎に包まれており、20年の時を経て繋がっていく3人の運命の行方が気になるヴィジュアルとなっています。
©2023「罪と悪」製作委員会