大阪万博が開催された1970年に放送を開始した音楽バラエティ番組『ステージ101』。来年放送終了50周年を迎えるのを記念して、当時の放送音源による初出し25曲収録の『ステージ101 ポップスを歌う』が12月19日(火)に発売されています。
『ステージ101』は1970年1月〜1974年3月にかけて約180回にわたって放送、40名ほどの若い男女によって結成された“
ヤング101”が歌い踊る斬新な内容に全国の若者が魅了され、好評を博しました。今作は、NHKアーカイブスが発掘した貴重な音源の中から音楽監督を務めた
東海林修、
宮川泰らの手によるクオリティの高いアレンジおよびスタジオミュージシャンによる演奏で、当時流行の洋楽のカヴァー曲を中心に25曲をセレクト。現在も第一線で活躍している作曲家の
芹澤廣明こと河内広明や
塩見大治郎、黒沢裕一、水木誠、
ザ・チャープスら視聴者にお馴染みのヤング101のメンバーの歌声をテレビ放送以来50年ぶりに楽しんでいただけるでしょう。
当時番組を熱心に視聴していたという方はもちろん、リアルタイムで視聴できなかったものの、ソフトロックをはじめとするこの時代の音楽に興味を持つ若い世代の方にもぜひ聴いてもらいたいCDです。
このCDは、ソニーミュージックショップのオーダーメイドファクトリーでの販売となります。
[コメント]番組が終了してから50年にもなるのに、いまだ全国に多くのファンが居てくださるのは本当にありがたく思います。
メンバーの殆どが後期高齢者になっていて、すでに天国に召された人も多い中、このCDは未来に残したい貴重な遺産になると思います。
出演者としての立場で考えても、このCDを作っていただけたことは、感謝の気持ちでいっぱいです。――塩見大治郎学校の帰りに鞄を持ったままNHKに直行していました。
そんな学生が、当時の音楽界エンターテイメントを牽引する先生方とお会いして、レッスンしていただいてました。すごい事です。幸せです、世界の一流のアーティストと共演していたのも誇りです。
先輩方に囲まれて、よきライバル、よき友、充実した青春時代は今も心の中で輝いています。
あんなに厚みのある熱の入ったコーラスがあるでしょうか。
ぴちぴちと弾んでいると思うんです。
遠い世界に旅立ってしまった友もおりますが、このCDが有るお陰で全員集合できます。有難うございます。
あの青春の輝きをお届けできたらうれしいです。
是非沢山の方々にお聞きいただきたいです。
ハーモニーの楽しさを知ってほしいと思います。――竹内まり子(ザ・チャープス)