著作の国内累計発行部数が1億部を突破した
東野圭吾の長編小説『ある閉ざされた雪の山荘で』が、
重岡大毅主演で実写映画化。共演には、
中条あやみ、
岡山天音、
西野七瀬、
堀田真由、
戸塚純貴、
森川葵、
間宮祥太朗ら超豪華キャストが集結し、2024年1月12日(金)より東京・TOHO シネマズ 日比谷ほかにて全国公開します。この度、超豪華キャスト8名が本作の見どころを語るキャスト・インタビュー特別映像が公開されました。
本作は、“国民的作家”である東野圭吾が、1992年に発表した『ある閉ざされた雪の山荘で』の実写映画化作品。登場人物が全員役者であり、彼らが挑む新作舞台の主役の座をかけたオーディションの最終選考が、“大雪で外部との接触が断たれた山荘”という架空の密室空間で行われる設定で、書籍発売当時大きな話題となりました。ところが映像化については、トリックや人物描写の複雑さから不可能と長年思われていたことに加え、東野自身も「想像もしていなかった」と語るように、今回の実写映画化の仕上がりに不安を覚えていたことを明かしています。しかし試写での鑑賞後、「それは全く杞憂でした」と言い切り、映画の完成度の高さを絶賛。原作者も「見事」と唸るサスペンス・エンターテインメントが誕生しました。
主人公・久我和幸を演じるのは重岡大毅。数多くの映画やドラマに出演し、確かな演技力を発揮。映画単独初主演となる本作では、オーディションに参加する俳優の7人の中で唯一、異なる劇団から参加した“部外者”である久我を熱演。原作からはキャラクター性が異なる主人公を、“重岡ならでは”の表現に落とし込み、見事に演じ切っています。さらに、共演には、中条あやみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、戸塚純貴、森川葵、そして間宮祥太朗が決定、今をときめく同世代の人気俳優たちが大集結。彼らは、同じ劇団に所属する役者たちを演じ、一癖も二癖もあるキャラクターたちを好演しています。そして、メガフォンを執ったのは、2012年の監督・脚本作『
荒川アンダーザブリッジ』で注目を集めて以降、『
ステップ』(2020)、『
ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜』(2021)など様々なジャンルの話題作を手掛けてきた
飯塚健。密室内で仕掛けられた複雑なトリック、疑心暗鬼に陥っていく登場人物たちの心情、後半にかけて怒涛の展開を見せる本作を高いクオリティで描き切り、原作者の東野にも、「トリッキーな世界観を完璧に成立させている」と言わしめました。
この度公開された特別映像では、豪華キャストたちがそれぞれが思う本作のポイントを語っており、本編映像とともに、原作者の東野圭吾も太鼓判を押す、伏線だらけのトリックについてたっぷりと語り合っています。おすすめポイントを聞かれた中条は「起きている事は演技なのか、事件なのか、(出演者)全員が容疑者」である点が見どころだと明かしました。同世代の俳優たちが集結した本作、劇中では主演の座を争い、互いに意識し合う俳優役を演じます。森川は「役者が役者を演じるおもしろさ」を推し、戸塚は「話す台詞すべてが伏線で、見どころをいうとネタバレになるぐらい言える事がない」と仕掛けられた伏線の多さを強調。
また、メガフォンを執った飯塚監督と過去に何度もタッグを組んでいる岡山は、「東野圭吾さんと監督の作風の混ざり合い」をポイントに挙げており、監督が加えた映画オリジナルの展開にも注目です。堀田は「トリックが一つじゃなく、二重三重になっていて最後までドキドキ」、さらに、「謎解きを普段からやっている私も最後までどうなるか全くわからなかった」と西野が語るように、冒頭から張り巡らされたトリックの最後に明かされる展開に期待が爆上がり。
劇中では、[“大雪で閉ざされた山荘”という架空のシチュエーションで起こる連続殺人事件]を俳優たちが演じますが、間宮は「芝居でサスペンスを成立させていて、エンタメとしても楽しめる」と演技と事件が絡み合っていく構造の面白さに加え、本作が全体を通して、エンターテインメントとして成立している点にも言及。キャストそれぞれが核心を避けながら見どころを語り、ラストに仕掛けられた展開に期待が高まる中、重岡は「犯人は✕✕✕✕」とまさかのネタバレ…!? 驚きの仕掛けが明かされる怒涛の展開は、観たら思わず人と考察を語りたくなること必至。驚愕のラストは、是非劇場でお確かめください。
©2024映画『ある閉ざされた雪の山荘で』製作委員会 ©東野圭吾/講談社