5作にもおよぶライヴ・アルバム・シリーズや、ヴィユー・ファルカ・トゥーレ、リオン・ブリッジズとのコラボ作の発表など、精力的な活動を続けるクルアンビン(Khruangbin)が、バンドのオリジナル・アルバムとしては4年ぶりの新作『ア・ラ・サラ』を4月5日(金)に発表します。アルバムからの1stシングル「A Love International」が、Scott Dungateが製作したミュージック・ビデオとあわせて公開されています。
『A La Sala』は、バンドがレコーディングをする場所に戻ることをテーマとしています。エンジニアを務めたSteve Christensenの倉庫(Terminal C)でレコーディングされ、リビング・ルームのようなフィーリングを持った作品となりました。スタート地点に完全に戻ることはできないとしても、コロナやコラボレーション・アルバムの後、バンドは帰郷することが必要だと感じていました。また、「家族」というテーマもありました。ライヴやプロモーションなど、バンドに関わるすべてが巨大化してしまったため、3人は「家族」に戻り、感情的なレコーディング・プロセスを採るのは正しいことだと感じていました。
『A La Sala』は以前のダブ・アルバムに収録されていた曲のタイトルですが、メンバーのLaura Lee Ochoa(b)はいつもリビング・ルームに人を集めるときにそう叫んだ、一体感を象徴する言葉です。バンドがこうして一緒にプロジェクトに取り組むのは2019年以来。そして、ペダル・スティール奏者のWill Van Horn抜きで制作した初めてのアルバムで、クルアンビン史上初のゲストなしの作品です。