ポスト・クラシカル音楽の先駆者として知られる作曲家、
マックス・リヒター(Max Richter)が新EP『SLEEP:Piano Edition』を世界睡眠デー(World Sleep Day)の3月15日(金)に発表します。収録曲「Dream 0(Piano Version)」のショート・ヴァージョン「Dream 0(Piano Short Edit)」が公開中です。
このEPは、2015年にリリースした睡眠中の視聴を前提とした8時間におよぶアルバム『
SLEEP』から編まれた3つのピアノ・アレンジを、リヒター自身のピアノ演奏で録音したもの。原作『SLEEP』の根本となるピアノが、いかにリヒターの創造的原点になっているかを意味する作品となっています。
新EPについてリヒターは「閉ざされた芸術作品というものはないと信じています。リスナーが作品にもたらすさまざまな感情によって、音楽は凍結されることなく、つねに生きていると思います。彫刻を見るときのように、つねに違う角度から音楽をとらえると、新しい発見があります。そしてある意味、これは『SLEEP』そのものの新たな側面を明らかにしているのかもしれないです」とコメントをしています。
『SLEEP』はストリーミング再生回数20億回を超える大ヒット作。また、リヒターは「睡眠」「瞑想」「集中」の3種類の目的別にリヒターの楽曲を楽しむことができる睡眠アプリ「SLEEP by Max Richter」のプロデュースも手掛けています。
Photo by Mike Terry