ニュース

アジカン後藤正文設立「APPLE VINEGAR -Music Award-」、ノミネート作品12アルバム発表

Gotch(後藤正文)   2024/02/15 12:12掲載
はてなブックマークに追加
アジカン後藤正文設立「APPLE VINEGAR -Music Award-」、ノミネート作品12アルバム発表
 ASIAN KUNG-FU GENERATION後藤正文が設立した「APPLE VINEGAR -Music Award-」の第7回となる2024年のノミネート作品12アルバムが2月15日(木)オフィシャル・サイトにて発表されました。

 「APPLE VINEGAR -Music Award-」は、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文が2018年に立ち上げた新進気鋭のミュージシャンが発表したアルバムに贈られる作品賞。文学界での芥川賞を参考に、デビュー・アルバムに限らず、ミュージシャンがそのキャリア初期に発表した作品を評価する仕組みを作り、今後の作品制作をサポートする賞金を贈呈することで、若手ミュージシャンを応援できればとの思いからスタート。同時に“リスナーが新しい音楽と出会うきっかけとなりたい”という願いも込められています。

 第7回となる今年も、2023年に発表されたアルバムから後藤が12作品をセレクト、3月の選考会を経て大賞を決定します。今年の選考委員は後日発表されます。

 また、「APPLE VIEGAR -Music Award-」の紹介や、今気になっている音楽やトピックを、後藤が音楽仲間と語っていくポッドキャスト番組『APPLE VINEGAR -Music+Talk-』では、2月21日(水)、2月28日(水)、3月6日(水)の3週に渡って、ノミネート作品を紹介していきます。

 選考会と授賞式の模様は、今回も「APPLE VINEGAR -Music Award-」のサイトで詳細にレポートされるとのこと。それまでは、ノミネート作品や『APPLE VINEGAR -Music+Talk』を聴きながら楽しむことができます。

[コメント]
“APPLE VINEGAR -Music Award-”は7回目を迎えることができました。
応援してくださっている皆様に感謝します。
毎年、賞のノミネートの発表の時期になると決まって胃がキリキリと痛み、うんうんと唸っている僕のスマートホンやPCの画面をグラミー賞のニュースやポストが駆け抜けていきます。権威的な存在のほとんどに反発心を持ちますが、一方で、グラミー賞のような音楽賞を羨ましいと思う自分がいることも否定できません。今年はROTH BART BARONの三船君のポストを目にして、ハッとしました。「グラミーを見ていつも思うのはどうして日本には全てのジャンルのミュージシャンがこうやって一堂に集まって祝い合う場所がないんだろうかということだ。素敵に着飾って、文化の集合を楽しみ、お互いを労い、先輩を尊敬して、いなくなってしまった人たちを思う時間が日本にはないのかしら」。本当に三船君の言うとおりだと思いました。
アメリカの音楽史を現在進行形で書き記すような音楽賞とは、規模も目的も違います。けれども、僕たちにだって「こんな素敵な音楽があるんだ!」と胸を張りたくなるような作品がいくつもあります。今年もそうしたたくさんの作品のなかから、12作品を選びました。
音楽を取り巻く様々な強張りのようなものを、少しでも緩めるような役割を担えたら本望です。

今年ははじめて、賞を楽しんでもらえたら、という気持ちが湧きました。僕が毎年、ここに悲壮な決意を書き込むのもどうかなという気持ちもあります。音楽って、やっぱり楽しいですから。この賞をきっかけに、いろいろな音楽の話がそこかしこで始まって、ゆっくりと広がっていくことを願います。“APPLE VINEGAR -music award-”では、賞金を拠出してくださる法人や団体を募集しています。お力添えいただけましたら幸いです。ご連絡の際は問い合わせフォームよりお願いします。

追伸。
年内にAPPLE VINEGAR MUSIC SUPORTとして、ミュージシャン支援の非営利団体を立ち上げることにしました。音楽賞にとどまらず、広くミュージシャンの活動をサポートする施設の整備と、コミュニティ作りをはじめたい考え、準備を進めています。また、詳しいことが決まりましたら、お知らせします。その際には皆さんの力をお貸しください!!

――後藤正文

[第7回「APPLE VINEGAR -Music Award-」ノミネート12作品]
『アセトン』 原口沙輔
『BORN IN ASIA』 SATOH
『botto』 野口文
『Flash Back』 Tokyo Gal・DJ FRIP a.k.a Beatlab
『行』 5kai
古風III』 冥丁
no public sounds』 君島大空
テレビ / Television』 山二つ
tradition』 CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN
『WE’LL DIE THIS WAY』 Skaai
『YELLOW』 賽
『You Were Wrong』 reina
※アルバム・タイトル アルファベット順


第7回「APPLE VINEGAR -Music Award-」
applevinegarmusicaward.com

『APPLE VINEGAR -Music+Talk-』
open.spotify.com/show/6dkTPluL6El48dHAc8eVXp
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015