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ジョン・ウィリアムズ、30年ぶりの来日公演を収録するライヴ・アルバムを発表

ジョン・ウィリアムズ(作曲 / 指揮)   2024/02/19 12:47掲載
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ジョン・ウィリアムズ、30年ぶりの来日公演を収録するライヴ・アルバムを発表
 半世紀以上にわたり、映画音楽の歴史とサウンドを形作ってきたレジェンド、ジョン・ウィリアムズ(John Williams)が2023年9月に30年ぶりに行なった来日コンサートの模様を収録するアルバム『John Williams in Tokyo』が、5月3日(金)に発表されます。また、アルバムからの先行シングル「スーパーマン・マーチ」のデジタル配信が始まっています。

 ウィリアムズは、2023年9月、小澤征爾の招きを受け、小澤が総監督を務める「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」と、それにあわせて開催されたクラシック音楽の名門レーベル、ドイツ・グラモフォンの創立125周年を記念した特別公演のために来日。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ボストン交響楽団ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ロサンゼルス・レコーディング・アーツ管弦楽団との共演に続き、サイトウ・キネン・オーケストラとの初共演が実現しました。

 ウィリアムズと小澤は、小澤がボストン交響楽団の第13代音楽監督を務め、マサチューセッツ州西部のタングルウッドの音楽祭を開催していたころからの付き合い。ウィリアムズとサイトウ・キネン・オーケストラの日本での共演は、小澤の長年の夢でした。このライヴ録音は、当初ジョン・ウィリアムズの誕生日(2月8日)の週にリリースされる予定でしたが、小澤の訃報を受け、2月19日(月)のリリースとなりました。

 サイトウ・キネン・オーケストラとの共演について、小澤は「ジョンにはサイトウ・キネン・オーケストラはぜひ体験してほしい、とずっと話してきました。彼がこの特別なオーケストラから何を感じるか分かっているからです」と語ります。まさに2人にとって、そして世界中の音楽ファンにとっての長年の夢が叶いました。ウィリアムズは「30年ぶりに日本に戻り、私の親愛なる友人であり長年の音楽仲間である小澤征爾氏を訪ね、彼の素晴らしいサイトウ・キネン・オーケストラを初めて指揮することができたことを嬉しく思います」とコメントを寄せました。

 この奇跡的な共演は、「スーパーマン・マーチ」「シンドラーのリストのテーマ」「王座の間とエンドタイトル」といったジョン・ウィリアムズ自身がこれまでに作曲した楽曲のプログラムで構成され、前半はセントルイス交響楽団音楽監督、ニューワールド交響楽団芸術監督、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を務める世界的指揮者で、ジョン・ウィリアムズの長年の友人でもあるステファン・ドゥネーヴ、そしてジョン・ウィリアムズが後半を指揮する2部構成で開催されました。

 スター・ウォーズの日(「5月4日」)の前日、5月3日(金・祝)に発売になるアルバム『John Williams in Tokyo』は、東京・サントリーホールでのコンサートの模様を収めた待望のライヴ録音。ウィリアムズが東京公演で指揮をした11曲と、ドゥネーヴが指揮した「Tributes!(for Seiji)」が収録されています。「Tributes!(for Seiji)」は1999年にウィリアムズが小澤のボストン交響楽団音楽監督就任25周年を記念して作曲した作品で、今回世界初リリースとなります。

 先行トラック「スーパーマン・マーチ」の配信スタートと同時にデジタルの予約がスタート。同曲のミュージック・ビデオとウィリアムズのインタビューを含むトレーラー映像が、2月19日(月)18時、ドイツ・グラモフォンの公式YouTubeチャンネルで公開されます。

 また、この作品はCD、Blu-rayなど音源・映像商品のリリースも予定されています。

[コメント]
Congratulations on the 125th anniversary of Deutsche Grammophon !
My long history with DG goes back many years, they've released recordings of numerous performances with Boston Symphony Orchestra, Berliner Philharmoniker, and with Saito Kinen Orchestra.
To celebrate this milestone, my dearest friend John visited Japan after 30 years, joining on stage with the Saito Kinen Orchestra, my musical family.
I've consistently encouraged John to experience the unique essence of the Saito Kinen Orchestra, confident that he would love it.
This special collaboration between them in Matsumoto and Tokyo was a joy that genuinely defies expression—my longstanding dream has finally come true!

――Seiji Ozawa
※Comments received as of the end of January 2024.

ドイツ・グラモフォン(DG)125周年、おめでとうございます!
DGとのご縁は本当に昔からで、たくさんの公演のレコーディングを出していただきました。
今回の記念に、長年の大親友、ジョンが30年ぶりに来日して、僕の音楽の家族、サイトウ・キネン・オーケストラと舞台に立ちました。ジョンにはサイトウ・キネン・オーケストラはぜひ体験してほしい、とずっと話してきました。
彼がこの特別なオーケストラから何を感じるか分かっているからです。
松本に続き、東京でも、この特別な共演が実現できたことは、ぼくにとって言葉にできないくらい嬉しいことです。長年の夢が叶いました!

――小澤征爾
※2024年1月末時点にいただいたコメントになります。


It was a joy to return to Japan after thirty years to visit my dear friend and longtime musical colleague Seiji Ozawa and to conduct his brilliant Saito Kinen Orchestra for the very first time. It was also my great privilege to share the podium with maestro Stéphane Denève for this special concert at Suntory Hall in Tokyo, celebrating Deutsche Grammophon’s 125th anniversary.
――John Williams

30年ぶりに日本に戻り、私の親愛なる友人であり長年の音楽仲間である小澤征爾氏を訪ね、彼の素晴らしいサイトウ・キネン・オーケストラを初めて指揮することができたことを嬉しく思います。また、ドイツ・グラモフォン創立125周年を記念し、東京のサントリーホールでマエストロ、ステファヌ・ドゥネーヴと指揮台を共にできたことも、私にとって大きな名誉でした。
――ジョン・ウィリアムズ

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©Michiharu Okubo

ドイツ・グラモフォン公式YouTubeチャンネル
JohnWilliams-in-Tokyo.lnk.to/videos
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