2018年まで
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者兼芸術監督を務めた
サイモン・ラトル(Simon Rattle)が、1994年から2012年までベルリン・フィルとともにEMIのために録音したすべてのアルバムを収録するCD45枚組のボックス・セット『Simon Rattle / The Berlin Years』が4月5日(金)に発売されます。
首席指揮者兼芸術監督に選ばれた1999年当時、ラトルは18世紀後半から19世紀にかけてのオーストリア・ドイツの作品よりも、それ以降の時代の多様で折衷的なレパートリーと結びついていました。2002年に始まるベルリン・フィルとの16年間の仕事を通じて、ラトルはオーケストラの伝統的なレパートリーにおける権威を主張するとともに、古楽から新しい委嘱作品までその音楽の視野を広げました。
この45枚組の録音はラトルのオーケストラに対するビジョンを色濃く反映しており、伝統的なオーストリア / ドイツのレパートリーはもとより、多彩な国々の文化的伝統に基づく交響的作品(後期ロマン派、モダニズムを感じる近代の素晴らしい作品を含む)、合唱作品、オペラ、映画『
パフューム ある人殺しの物語』(2006年)の
サントラも含んでいます。