松下奈緒主演映画『風の奏の君へ』(かぜのかなでのきみへ)が、2024年初夏、東京・新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー。このたび、公開に先駆けて、ティザー・ヴィジュアルと特報映像が完成。さらに、ヒロインの松下を奪い合う兄弟役として
杉野遥亮と
山村隆太(
flumpool)の出演が発表されました。
本映画は、お茶の名産地である岡山県美作(みまさか)地域を舞台に、この地を訪れたピアニスト・青江里香(あおえ・さとか)と、茶葉屋を営む兄弟をめぐる物語。監督・脚本を務めるのは映画の舞台となった岡山県美作市で育った大谷健太郎。同氏の「美作の小説と映画を全国に!」という構想から、
あさのあつこ原作『透き通った風が吹いて』を原案に製作されました。
今回公開となったティザー・ヴィジュアルは、主人公の青江里香を演じる松下奈緒の、どこか翳りのある横顔に「それは忘れられない恋だった」というコピーが添えられ、揺れ動く想いに戸惑うヒロインの切ない物語を予感させる仕上がりとなっています。
里香と運命的な出逢いを果たす弟・真中渓哉(まなか・けいや)を、『
キセキ ―あの日のソビト―』『
東京リベンジャーズ』、大河ドラマ『
どうする家康』や主演ドラマ『ばらかもん』など、今勢いのある若手俳優・杉野遥亮が演じ、「振り返ると岡山の自然の中でこの映画を撮影できて、とても気持ちよく、嬉しかったことを思い出します」と思い出深く語り、「完成作をお届けできる事、良かったあ。と、思います。是非、劇場にて登場人物の魅力や岡山の自然を体感してみてください」と作品の期待感を抱かせるコメントを寄せています。
また、その兄で、過去に里香と何かしらの関係があったと思われる真中淳也(まなか・じゅんや)を演じるのは、『NHK紅白歌合戦』に3回出場、国内アリーナ公演や海外でも単独公演を行なうなど精力的に活動を行っている4人組ロック・バンド“flumpool”のヴォーカルで、俳優としても活躍し本作がスクリーンデビューとなる山村隆太。「歌唱時機能性発声障害」であることを公表し一時は音楽活動を休止するも見事復活を果たした山村は「淳也という役に、僕がこれまで生きてきた上での葛藤や挫折、故郷や人との出会いなど全ての経験を込めて演じました」「自分の大切な感情や許せなかった過去を再認識できて、物語の最後にかけては、淳也なのか山村なのかわからなくなるほど淳也にのめりこむ自身がいる感覚になりました」と役柄に自身の経験を重ねたことを明かし、「松下奈緒さんや、杉野遥亮さんに演技を通して引っ張って行ってもらう中で」と初共演の2人に感謝を述べ、「こんな未熟者にこのような機会をいただけて心から光栄に思います」と、作品に出演したことへの喜びを語っています。
主演の里香を演じる松下奈緒は、「今作ではピアニスト役ということで自分自身と重なる部分も多く、やはり感情を揺さぶられる瞬間が1番美しい音楽になるのだと実感しました。美しい美作の風景の中で撮影できたことは演じる上でとても心強い味方になってくれました」と、撮影地である岡山県美作の美しい風景に支えられたことを明かし、「里香は風のように現れて風のように去っていきます。その短い時間で彼女の残した証を感じ取っていただけると嬉しいです」と作品への想いをコメント。松下演じる里香と兄弟のやるせない恋のトライアングルが、どのように展開されるのか、期待が高まります。
また、今回初公開となった特報映像では、ピアニストだからこそ自身とリンクするような迫真の演奏が本編でいかに活かさせているのかにも、注目です。ロケ地となった茶畑の風景も確認できますが、そこは天空の茶畑とも呼ばれ、そこを訪れる人たちを魅了する隠れた名所。その美しい景色の中で、里香の命を燃やすような儚い恋を描く物語が垣間見えます。
[コメント]今作ではピアニスト役ということで自分自身と重なる部分も多く、やはり感情を揺さぶられる瞬間が1番美しい音楽になるのだと実感しました。
美しい美作の風景の中で撮影できたことは演じる上でとても心強い味方になってくれました。
里香は風のように現れて風のように去っていきます。その短い時間で彼女の残した証を感じ取っていただけると嬉しいです。――松下奈緒映画『風の奏の君へ』に真中渓哉役で出演する事になりました、杉野遥亮です。振り返ると岡山の自然の中でこの映画を撮影できて、とても気持ちよく、嬉しかったことを思い出します。またその土地でお世話になった方も沢山いるので、完成作をお届けできる事、良かったあ。と、思います。是非、劇場にて登場人物の魅力や岡山の自然を体感してみてください。――杉野遥亮身に余る光栄にただ震えるばかりですが、いただいた淳也という役に、僕がこれまで生きてきた上での葛藤や挫折、故郷や人との出会いなど全ての経験を込めて演じました。松下奈緒さんや、杉野遥亮さんに演技を通して引っ張って行ってもらう中で、自分の大切な感情や許せなかった過去を再認識できて、物語の最後にかけては、淳也なのか山村なのかわからなくなるほど淳也にのめりこむ自身がいる感覚になりました。こんな未熟者にこのような機会をいただけて心から光栄に思います。――山村隆太(flumpool)©2024 「風の奏の君へ」製作委員会